2014-10-27

アルベルト・フジモリ、菅沼光弘、中丸薫


 1冊挫折、1冊読了。

日本はテロと戦えるか』アルベルト・フジモリ、菅沼光弘(扶桑社、2003年)/菅沼にいつものスピード感がない。相手が相手だけに仕方のない側面があるが。読む必要がないと判断。

 81冊目『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘(徳間書店、2006年)/「なぜ中丸と?」という思いを抱えながら開いた。中丸はスピリチュアル系トンデモ派とでもいうべき人物。明治天皇の孫を自称していることを初めて知った。しかしながら、この女性の人脈は決して侮ることができない。これほど多くの国家元首クラスと会談した人物を私は知らない。ロスチャイルドやロックフェラーとも電話一本で会うことができるというのだから凄い。金日成とも会う予定であったが実現直前に逝去。当時、北朝鮮国内にいた唯一の西側ジャーナリストとして彼女の発言は世界中に報じられた。実に不思議な存在である。菅沼が対談をしたのも何か理由があってのことだろう。中丸の部分は飛ばし読み。既に絶版となっているが菅沼の話を読むだけでも定価(1600円)に十分見合う内容だ。


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