2011-09-25
まだ中毒になっていない人のためのtumblr入門
tumblr(タンブラー)の話をしよう。初秋の季節、日曜日の昼下がりにはtumblrの話題が相応(ふさわ)しい。
ま、何をどう使おうと自由なわけだが、tumblrについては画像共有ミニブログと認識するのが正しい。ファン(フォロワー)の殆どが外国人のため、日本語の文章は理解されない。実態としては動画も共有(リブログ)されにくい。
tumblrは静かに始めたい。そうでないとあっと言う間に中毒に陥る。「これなしではやっていけない身体」になってしまうのだ。
まずtumblrに登録する。「tumblr」という表記も間違えると恥ずかしいので辞書登録しておく。次に以下のページで「テーマ」を決める。
・tumblr Theme Garden
ここで慌ててはいけない。コーヒーを飲むことをお勧めしよう。
そして必ずflickr(フリッカー)に登録する。flickrにはtumblr共有ボタンがあるからだ。登録したばかりだと、「t」ボタンが表示されないことがあるようだが、以下のページを参考にされよ。
・新機能のFlickr共有ボタンで写真単位の共有が楽になった
・Flickr、真剣に「ソーシャル」との連携を狙う?! 「Share This」機能によりTwitterやFacebookでの簡単共有機能を実装
・flickr BLOG(英語)
自分で撮影した画像を広めたい人は、ある程度ファンの数が増えてから行うべきだろう。
ここから白紙状態のtumblrをあなたの色で染めることとなる。コレクター、キュレーターとしての一歩を踏み出すのだ。鹿島茂の言葉を噛み締めておきたい。
・『子供より古書が大事と思いたい』鹿島茂
最初の画像は「ダッシュボード→Tumblrの人気ページを見る」から行えばよい。気に入った画像をクリックし、ページ上部の「リブログ」ボタンを押すだけだ。
またURL指定もできるので、ウェブ上の画像であれば何でもポスト可能だ(画像URLを指定)。YouTubeなどの動画もURLだけでアップできる。
フォローする人数はあまり増やさない方がいいと思う。twitterと一緒で収集がつかなくなるからだ。私は10人しかフォローしていない(ファンは99人)。
フォローする人の探し方は、気に入った画像をアップした人のtumblrへジャンプ。「アーカイブ」を見る。アーカイブのリンクがない場合は、URLの末尾に「/archive」を付ければ閲覧できる。これも辞書登録しておこう。で、パッと見た瞬間の印象で決める。少々訓練が必要だが、慣れればどうってことはない。
私の基本的な手法は、flickrでどんどんお気に入り(You→Your Favorites)を増やし、それをtumblrにポストするというものだ。重複することがないよう、ポストした画像はお気に入りから削除する。ここで求められるのは英語キーワードによる検索能力だ。
色々調べてみると、「ポストする画像を探すのに苦労している」などという声が散見されるが、全く信じ難い話である。私は抑制するのに苦労しているのだ。tumblrの容量は1日あたり75枚までとなっている(容量オーバーした場合の規制解除は16:20)。
比較的人気があると思われるテーマは、夕日、海、水、消失点、建築様式(アーキテクチャー)、モノクロ、美男美女といったところだ。私は貧困、差別、暴力などのリアリティに関心がある。
更にtumblrを電子書籍のような体裁にするサービスもある。
・puble
画像の海で波乗りを楽しむのがtumblrライフといえる。
・onologue
・Bloggerへの画像アップはflickr経由がよさそう&tumblrとの連携について
・tumblrに見る危険性
・画像はflickrにアップするのが正しい
2011-09-24
Fuck you God
詳細は不明だが地雷の被害だと思われる。「神よ、くたばれ」という叫びは届くだろうか。神様は天上でふんぞり返って、一人の子供すら満足に救うことができない。少年は中指を立てることもできなくなってしまった。
【※ノートの上部がやけに白い。「FUCK YOU GOD」の文字は細工されている可能性がある。 10月2日】
やはり創作であった。本物はこちら。
Deanne Fitzmaurice(サンフランシスコ・クロニクル)が撮影。イラク戦争の爆発で瀕死の重傷を負ったイラク人少年。彼を治療するオクラホマ州の病院に関するシリーズでピュリッツァー賞を受賞している。
・ピュリッツァー賞受賞作品集
読書の技術
書物が書物には見えず、それを書いた人間に見えてくるのには、相当な時間と努力を必要とする。人間から出て来て文章となったものを、再び元の人間に返す事、読書の技術というものも、そこ以外にはない。
【『モオツァルト・無常という事』小林秀雄(日産書房、1949年/新潮文庫改版、1961年)】
ニュートリノの速度は光の速度より速い、相対性理論と矛盾 CERN
素粒子ニュートリノが質量を持つことの最終確認を目指す国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループは22日、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したと発表した。確認されれば、アインシュタイン(Albert Einstein)の相対性理論に重大な欠陥があることになる。
実験では、スイスの欧州合同原子核研究機構(European Centre for Nuclear Research、CERN)から730キロ先にあるイタリアのグランサッソ国立研究所(Gran Sasso Laboratory)へ、数十億のニュートリノ粒子を発射。光の到達時間は2.3ミリ秒だったが、ニュートリノの到達はそれよりも60ナノ秒ほど早かった(誤差は10ナノ秒以下)。ニュートリノの速度は毎秒30万6キロで、光速より毎秒6キロ速いことになる。
OPERAのスポークスマンを務める物理学者のアントニオ・エレディタート(Antonio Ereditato)氏は、「ニュートリノの速さを知るための実験だったが、このような結果が得られるとは」と、本人も驚きを隠せない様子。発表に至るまでには、約6か月をかけて再検証や再テストなどを行ったという。
研究者らはなお今回の結果には慎重で、世界中の物理学者らに精査してもらおうと、同日ウェブサイト上に全データを公開することにした。結果が確認されれば、物理学における理解が根本から覆されることになるという。
物体を貫通するのに加速?
ニュートリノは、太陽などの恒星が核融合を起こす時の副産物だ。電気的に中性な粒子で、極めて小さく、質量を持つことが発見されたのはごく最近のこと。大量に存在しているが検出は難しいことから「幽霊素粒子」とも呼ばれる。
ただし、アインシュタインの特殊相対性理論に沿えば、物質は真空では光より速く移動することができない。
ニュートリノは地球の地殻を含めて物体を貫通して移動しているが、「移動速度が(貫通により)遅くなることはあっても光速以上に加速することはあり得ない」と、データの再検証に参加したフランスの物理学者、ピエール・ビネトリュイ(Pierre Binetruy)氏は、疑問点を指摘した。
2007年に米フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)で同様の実験に参加した英オックスフォード大(Oxford University)のアルフォンス・ウィーバー(Alfons Weber)教授(素粒子物理学)は、光速より速いニュートリノが現行の理論と相容れないことを認めた上で、測定誤差の可能性を指摘し、同様の実験を行って結果を検証する必要性を説いた。
フェルミで行われた実験では、やはりニュートリノの速度が光速をやや上回っていたが、結果は測定誤差の範囲内だったという。
4次元とは別の次元?
理論物理学者は、ニュートリノの予想外の速さを説明するための新たな理論を構築する必要に迫られるだろう。
先のビネトリュイ氏は、ニュートリノが4次元(空間の3次元+時間)とは別の次元への近道を見つけたのかもしれないと話した。「あるいは、光速は最速とわれわれが思い込んでいただけなのかもしれない」
【AFP 2011-09-23】
・「光より速いニュートリノ」をめぐる誤解
・第一種過誤を恐れる物理学者、第二種過誤を恐れる経済学者
・大型ハドロン衝突型加速器(LHC)とスモール・ビッグバン
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