1冊読了。
70冊目『一神教の闇 アニミズムの復権』安田喜憲〈やすだ・よしのり〉(ちくま新書、2006年)/私がアニミズムの可能性に思い至ったのは今年の6月のことである。
アニメを通してアニミズム的世界観を伝えている事実が重要。 RT @LunarModule7: 『このクオリティはすばらしい…外国人がレゴで作ったジブリ作品いろいろ』 http://bit.ly/isAlnb レゴの表現力が素晴らしい。顔は仕方ないか。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2011, 6月 23
キリスト教世界観に風穴を開けることができるのはアニミズムだと思う。大乗仏教では無理だ。思考vs思考のバトルとなるため神学有利。自然主義やスピリチュアリズムは西洋におけるアニミズム志向を示したものだろう。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2011, 6月 23
アメリカ先住民の言葉が胸を揺さぶるのは、我々のアニミズム的世界観と一致しているためだ。キリスト教は砂漠から生まれたこともあって、自然を敵視し分断する。征服する対象として捉えるのは、アメリカを「開拓した」という思い上がった表現からも明らかだ。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2011, 6月 23
というわけで本然と悟った。/善悪とは http://sessendo.blogspot.com/2011/06/blog-post_23.html #fb
— 小野不一 (@fuitsuono) 2011, 6月 23
・善悪とは
私が安田喜憲を知ったのは、『環境と文明の世界史 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ』を読んでからのこと。本書タイトルは内容からすれば、明らかに主題と副題が逆転している。だが一神教の恐ろしさを知らない日本人に警鐘を鳴らすために敢えて「一神教の闇」としたのだろう。アニミズムはアメリカ先住民と鎌倉仏教にも通底している。安田は一神教文明の罪を指摘しながら、環太平洋を取り巻くアニミズム文明に流れ通う価値観を「慈悲と共生による循環型社会」と指摘。更に終盤では政策提言まで行っている。amazonで低い点をつけている連中は多分クリスチャンだろう(笑)。私が提唱するのはアニメアニミズム。アニメズムとでも命名しようかな(笑)。広く宗教、文明、環境問題に興味がある人は必読のこと。知的興奮がレッドゾーンに至る天才本といってよい。
・神を討つメッセージ/『一神教の闇 アニミズムの復権』安田喜憲
・アニミズムという物語性の復権/『ネイティヴ・アメリカンの教え』写真=エドワード・S・カーティス
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