3冊挫折。
『
神奈川歴史探訪ウォーキング 鉄道各駅から気軽に楽しめるルートガイド』清水克悦〈しみず・かつよし〉(メイツ出版、2009年)/写真が豊富で最初の手掛かりとしてはよいと思う。ただ当然ながら総花的で底の浅い観光案内といった程度の代物だ。オススメ飲食店情報はまったく当てにならない。自分で検索すべし。
『
インド仏教の歴史 「覚り」と「空」』竹村牧男〈たけむら・まきお〉(講談社学術文庫、2004年/講談社現代新書、1992年『「覚り」と「空」』を補正)/初心者向き。一部だけ飛ばし読みした。日本の仏教ルール(伝統的思考法)が仏教書をつまらないものにしている。そろそろ新しい人が登場しないと仏教界は苫米地英人にやられてしまうことだろう。これからの仏教研究は科学的アプローチとキリスト教との比較思想が不可欠だ。
『
バガヴァッド・ギーター』上村勝彦〈かみむら・かつひこ〉訳(岩波文庫、1992年)/あな恐ろし。クリシュナムルティが散々こき下ろしている『バガヴァッド・ギーター』だが、ブッダに及ぼした影響を各所に見ることができる。私はブッダが生まれた時代背景を調べるつもりで読んだのだが、危うく搦(から)め捕られるところだった。危ない、危ない(笑)。ヒンドゥー教の聖典『
マハーバーラタ』の第6巻が『バガヴァッド・ギーター』である。クリシュナ神とアルジュナ王子の対話で構成されている。4分の3ほどを飛ばし読みした。大乗仏教におけるヒンドゥー教の影響は研究の価値があるように思う。
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