2冊挫折、1冊読了。
『
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』』ニーチェ:適菜収〈てきな・おさむ〉訳(講談社+α新書、2005年)/語尾に作為を感じる。その邪(よこしま)な意図に誑(たぶら)かされるほど私は若くない。やはり、『
ニーチェ全集 14 偶像の黄昏 反キリスト者』を開くべきだ。
『
ちくま哲学の森 1 生きる技術』鶴見俊輔、森毅、井上ひさし、安野光雅、池内紀編(筑摩書房、1990年/ちくま文庫、2011年)/飛ばし読み。冒頭に古今亭志ん生を持ってくるあたりが憎いところ。斎藤隆介とサローヤンが面白かった。
56冊目『
ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』北川貴英(マガジンハウス、2011年)/数年前から呼吸法や瞑想を研究しているのだが、いざ実践となると中々難しいものだ。私は本書で呼吸法が格段に上達した。「システマ」とは旧ソ連軍の格闘術であり、合気道と似た発想をするようだ。呼吸を意識すること、呼吸を見つめることから瞑想は始まる。しっかりと呼吸をコントロールすれば劇的に視野が広がる。
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