4冊挫折。
『
脳のなかの万華鏡 「共感覚」のめくるめく世界』リチャード・E・サイトウィック、デイヴィッド・M・イーグルマン:山下篤子訳(河出書房新社、2010年)/
リチャード・E・シトーウィック、改めリチャード・E・サイトウィックの新著。表記については山下があとがきで言いわけをしている。カラー図版が多く気合の入った作りだ。個人的な関心が低下してしまい読了できず。
『
月曜閑談』サント・ブーヴ:土居寛之訳(冨山房百科文庫、1978年)/ウェブで小林秀雄が書いた文章に目が止まり、直ぐ取り寄せた。最初っから「覚書と断想」しか読むつもりはなかった。わずか17ページではあるが十分お釣りがくる。小林が翻訳した『
我が毒』も読んでみたい。
『
ブッダのことば パーリ仏典入門』片山一良〈かたやま・いちろう〉(大法輪閣、2008年)/後回し。中村本の後で読むことに。
『
沙門果経 仏道を歩む人は瞬時に幸福になる』アルボムッレ・スマナサーラ(サンガ、2009年)/これまた中村本の後に回す。仏典テキストは片山訳を採用している。六師外道の内容が詳しく書かれている。元々は「仏教以外の教えを説いている6人の高名な先生」との意味であるという。沙門果経はアジャータサットゥ(阿闍世王)とブッダの対話が基調となっている。観無量寿経と比較することで大衆部の政治的狙いが見抜けるようにも思う。
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