2014-05-29
石原結實、アルボムッレ・スマナサーラ、ステイシー・オブライエン、ガイ・ドイッチャー、他
5冊挫折、2冊読了。
『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』ガイ・ドイッチャー:椋田直子〈むくだ・なおこ〉訳(インターシフト、2012年)/発売は合同出版。久し振りに社名を見て嬉しくなった。言語が知覚に及ぼす影響を探った書籍。思考ではなく知覚というのがミソ。読書に関しては堪え性がなくなっているため、巻頭で要旨を簡潔に書いてくれないと読む気が失せる。思わせぶりな文章であやふやな行き先を示されても困る、というのが本音だ。興味がある分野だけに残念。
『暗号解読(上)』サイモン・シン:青木薫訳(新潮社、2001年/新潮文庫、2007年)/サイモン・シンは文章に締まりがない。圧縮度が低い分だけ抽象度も薄まっているように感じる。『インフォメーション 情報技術の人類史』(ジェイムズ・グリック)と両方読んだ人の声が聞きたい。
『新訳 フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき』エドマンド・バーク:佐藤健志〈さとう・けんじ〉訳(PHP研究所、2011年)/パス。
『僕たちは戦後史を知らない 日本の「敗戦」は4回繰り返された』佐藤健志〈さとう・けんじ〉(祥伝社、2013年)/最初の方だけ読む。ゴジラのダンスを見てから、悪臭のようにこのイメージがつきまとう。好き嫌いというレベルを超えて人間不信に陥りそうだ。
『フクロウからのプロポーズ』ステイシー・オブライエン:野の水生〈のの・みお〉訳(日経ナショナルジオグラフィック社、2011年)/学者が書いたエッセイ。完全なエッセイだ。個人的な内容が多くて辟易。本の作りも最悪だ。
34冊目『ブッダの教え 一日一話』アルボムッレ・スマナサーラ(PHPハンドブック、2008年)/新書サイズで上下2段組。1日分は半ページとなっている。初期経典の教えが簡潔に書かれている。この簡潔さが難しいのだ。スマナサーラ入門にうってつけの一冊。トイレにおいておくのがよいと思う。必読書の『怒らないこと』と入れ替えるかどうか思案中。
35冊目『「食べない」健康法 』石原結實〈いしはら・ゆうみ〉(東洋経済新報社、2008年/PHP文庫、2012年)/これは凄い。必読書入り。石原は「40歳を過ぎたら一日一食で十分」と説く。病気になる最大の原因は食べ過ぎにある。具体的にはこうだ。朝:にんじん&りんごジュース、昼:そば、夜:自由。生姜紅茶というのもいいらしい。糖尿病などの慢性疾患、冷え性、癌などにも効果があるそうだ。親不孝者の私が母のために買ってあげたくらい素晴らしい内容だ。早速、今日から一日一食を実践する。
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