古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2015-07-30
恋愛茶番劇/『ラスト・オブ・モヒカン』マイケル・マン監督
ディレクターズカット版を観た。『
セデック・バレ
』は明らかに本作品から影響を受けている。山谷を駆け巡り、奇声を上げ、手斧を使うところがそっくりだ。ただし『セデック・バレ』を観た後では興醒めする。インディアも描けていなければ、戦争も描けていない。安っぽい恋愛を主題にしたのが失敗だ。恋愛茶番劇といってよし。そもそも主役のダニエル・デイ・ルイスが白人という設定がおかしい。尚、余談ではあるがダニエル・デイ・ルイスはニコラス・ブレイクの息子と知ってびっくりした。
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