2018-06-01
『竹山道雄著作集』(全8巻)と『竹山道雄セレクション』(全4巻)の比較
新旧全集の比較。重複していないテキストの目次を記す。尚、旧全集は「研究余録 ~全集目次総覧~」を、新全集は「藤原書店」を参照した。ざっと検索しただけで厳密ではない。片山・三谷の追悼文は多分同じものか。
『竹山道雄著作集』全8巻(福武書店、1983年)
第2巻 イタリアめぐり/南仏紀行/スイスにて/中世のおもかげ/オランダの訪問/ベナレスのあたり/と飛
第3巻 智識人の裏切り?/憑かれた人々/空地/終戦の頃のこと/旧制一高の外国人学生たち/学生事件の見聞と感想/門を入らない人々
第4巻 川西瑞夫君の追憶/二十歳のエチュード/三谷先生の追憶/麻生先生のこと/岩元禎先生/鶴林寺をたずねて/矢内原さんの私が接した面/木村健康さん 安倍能成先生のこと/一つの秘話/最後の儒者/亡き神西清君のこと/堀辰雄君と私/片山敏彦さんの死
第5巻 ベルリンにて/消えてゆく炎
第6巻 独逸的人間/ゲーテに於ける自然と倫理/『ファウスト』の夜の場とニーチェ/老いたるロッテの悩み/ベッチーネ・フォン・アルニムのこと/ワグナーの弟子/イプセンの願望/不滅の風景画/デダルスの翼/シュプランガーのこと/神韻縹渺
第7巻 ビルマの竪琴/白磁の杯
第8巻 古都遍歴―奈良/作庭の歴史的系統の概略/竜安寺石庭/詩仙堂/古都は警戒する/日本の肖像芸術
『竹山道雄セレクション』全4巻(藤原書店、2016年)
I 国体とは/昭和史と東京裁判/春望/台湾から見た中共/時流のファナチズム
II 『ツァラトストラかく語りき』(全3巻)訳者あとがき/ユダヤ人焚殺とキリスト教/一神教だけが高級宗教ではない/ソ連地区からの難民/ソビエト見聞
III 北京日記/フランス滞在/若いゲーテの転向/ソウルを訪れて/鎌倉礼讃/タイレのこと/暗示芸術――日本の美感1/構成芸術――日本の美感2/賀茂神社の方へ/日本文化の位置
IV 砧/亡き母を憶う/寄寓/きずあと/主役としての近代/焼跡の審問官/ものの考え方について――演繹ではなく本質直観を/自分の亡魂/むかしの合理主義/歴史と信仰の解明を/ビルマから東パキスタンへ――二つの会議に参加して/キリスト教への提言――説得力に欠けはしないか/人権のため人権侵害/文化自由会議に出席して/片山敏彦さんのこと/亡き三谷先生のこと/私の八月十五日/私の戦争文学/明治百年と戦後二十年/突然の死――帰るべきところに帰る覚悟/オランダ通信/甘い態度は捨てよ――大学の存亡かけ戦う時/鎌倉・人工の浸食/めぐりあい/死ぬ前の支度/新聞連載コラム(『東京新聞』1961年、『読売新聞』夕刊1966~67年、『サンケイ新聞』1965~66年)
0 件のコメント:
コメントを投稿