教えてもらった、マダム式氷を使わないアイスティーの作り方
(1)できればやかんではなく、鍋に2リットルの水を入れ、沸かす。
(2)沸騰したら火を止め、ティーバッグを3包入れてふたをし、21分蒸らす。
(3)ふたをはずし、菜箸などでそっとティーバッグを取り出す。
(4)粗熱が取れるまで放っておき、粗熱が取れたらピッチャーやジャグなどに移し変え、冷蔵庫でひと晩冷やす。
確かにティーポットにティーバッグと湯を入れて3~5分後、氷をたっぷりはったグラスに注ぐアイスティーの作り方とはえらい違いである。簡単に言えば、丁寧。手間がかかっている。
マダムいわく1つ1つの作業にこだわりや意味があるとのこと。
●1度に少量作るよりもたっぷりと作った方が紅茶は絶対においしい。
●やかんではなく鍋なのは、ティーバッグを入れて蒸らす際、抽出された紅茶成分がまんべんなく全体に行き渡るから。
●ティーバッグを取り出す際、絶対に乱暴に取り出さないこと。乱暴に取り出すと渋みが出てしまうので、水面を動かさないくらいやさしく取り出して。
●急速に冷やすのではなく、時間をかけて冷やすことで紅茶の味を壊さない。
ここまで聞いて、思わず私は質問してしまった。
「マダム、21分ですごく半端な時間ですよね? 20分蒸らすのではダメですか?」。
「ダメよ! 私はもう何十年も夏になるとアイスティーを作り続けてきて、やっとこの最適な蒸らし時間にたどりついたの。20分でも22分でもダメ。21分、ちゃんと守るのよ」。
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フランス人マダムに教えてもらった、世界一おいしいアイスティーの作り方(2/3)〈dot.〉 | AERA dot.】
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