古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2001-07-12
蝶のように舞う思考の軌跡/『悲鳴をあげる身体』鷲田清一
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・蝶のように舞う思考の軌跡 ・ 体から悲鳴が聞こえてくる ・ 所有のパラドクス ・ 身体が憶えた智恵や想像力 ・ パニック・ボディ ・ セックスとは交感の出来事 ・ インナーボディは「大いなる存在」への入口 ・ 『ことばが劈(ひら)かれるとき』竹内...
2001-06-02
絶望を希望へと転じた崇高な魂の劇/『彩花へ 「生きる力」をありがとう』山下京子
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・ 『がんばれば、幸せになれるよ 小児ガンと闘った9歳の息子が遺した言葉』山崎敏子 ・ 『いのちの作文 難病の少女からのメッセージ』綾野まさる、猿渡瞳 ・ 『「疑惑」は晴れようとも 松本サリン事件の犯人とされた私』河野義行 ・ 『淳』土師守 ・絶望を希望へと転じた崇...
2001-04-07
目撃された人々 2
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人の好い親父さんだった。 年の頃は還暦を越えたほどであろうか。小太りの身体に赤ら顔が乗っかっていた。商売っ気抜きの笑い声が豪快な人だった。以前、私が勤務していた会社の下請けの社長さんだ。誰からも好かれていた。いなくなった途端その人の陰口を叩くような手合いとは全く違ってい...
2001-03-22
目撃された人々 1
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とあるデパートで昼食をとっている時だった。 一つ置いたテーブルの向こうに男二人が腰を下ろした。友人同士ではなさそうだ。年上の方が下手に出ているところを見ると、多分、仕事関係だろう。敬語を使われている方は40歳前後だろうか。少し長めの髪、白い肌におっとりした目鼻立ちの、ど...
2001-01-27
「わしら奴隷は、天国じゃ自由になれるんでやすか?」/『奴隷とは』ジュリアス・レスター
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・ 『奴隷船の世界史』布留川正博 ・「わしら奴隷は、天国じゃ自由になれるんでやすか?」 ・ 奴隷は「人間」であった ・ 人間が人間に所有される意味 ・ 『砂糖の世界史』川北稔 ・ 『インディアスの破壊についての簡潔な報告』ラス・カサス ・ 『ナット・ターナ...
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