2013-01-05

セス・ロイド


 1冊読了。

 2冊目『宇宙をプログラムする宇宙 いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?』セス・ロイド:水谷淳〈みずたに・じゅん〉訳(早川書房、2007年)/情報と宇宙を「計算」という概念で読み解いた一書。2013年の1位は本書でほぼ決まりか。「初めにビットありき」――「あ」と思った瞬間、陸続と「!」が脳内を駆け巡った。少々難しい内容も含まれるが、「宇宙は量子コンピュータである」という展開は非上にわかりやすい。つまり生命とは「情報処理の当体」と考えることが可能だ。


関連書

宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号量子が変える情報の宇宙ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源

脳は宇宙であり、宇宙は脳である/『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』デイヴィッド・イーグルマン

「冬、未来へ」福嶋由記


 日本子ども虐待防止学会第16回くまもと大会テーマ曲。作詞:内田良介、作曲:上村宏樹。

 それはきみのせいじゃない
 夢を描けないとしても
 最初見たはずの光
 喉の渇きと飢え
 遠い愛の砂漠で
 刃物のような言葉に
 いつも血を流しながら
 恐怖と怒りと不安の中で
 きみは生きてきたのだから
 そのままでいてかまわない

 それはきみのせいじゃない
 優しくなれないとしても
 通り過ぎる他人(ひと)しか
 信じられなくとも
 冬の王子のように
 凍った傷を抱いて眠る
 私たちは忘れない
 この世界に生きていたはずの
 過ぎ去った未来のことを
 消え去った希み(のぞみ)のことを

 父や母のせいだけじゃない
 乏しい孤立の鎖に
 さよならをするために
 手を差し伸べ合おう
 きみの笑顔のために
 つなげられた愛がある
 それぞれの違う場所で
 ひとつの命を支えている
 空や風や海のように
 懐かしい言葉のように

2013-01-03

アルボムッレ・スマナサーラ


 1冊読了。

 1冊目『原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章』アルボムッレ・スマナサーラ(佼成出版社、2009年)/クリシュナムルティを手掛かりにしてブッダを探ることが私のライフワークだ。その意味においてスマナサーラ長老の書籍は最高の参考書となる。願わくは本格的な仏典の新訳に取り組んでもらいたいところ。眼からごっそりと鱗が落ちた。

2013-01-01

紙の本には顔がある

2012-12-31

2012年に読んだ本ランキング


2011年に読んだ本ランキング

『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(下) 1901-2006年』と小室直樹著『消費税は民意を問うべし 自主課税なき処にデモクラシーなし』を書いていなかったので、今年読了した本は72冊である。挫折本が異様に多いのは、いよいよ余生が残り少なくなっており取捨選択を厳しくしているためだ。なお昨年同様クリシュナムルティは入れていない。また小説も除いた。

奇貨居くべし』宮城谷昌光
楽毅』宮城谷昌光

黄金旅風』飯嶋和一
神無き月十番目の夜』飯嶋和一

とうに夜半を過ぎて』レイ・ブラッドベリ

 次に小室直樹と苫米地英人も除いた。

悪の民主主義 民主主義原論』小室直樹
数学嫌いな人のための数学 数学原論』小室直樹

現代版 魔女の鉄槌』苫米地英人
利権の亡者を黙らせろ 日本連邦誕生論 ポスト3.11世代の新指針』苫米地英人

 更に今年最も大きな収穫ともいえるアルボムッレ・スマナサーラ長老も除いた。

怒らないこと 役立つ初期仏教法話 1』アルボムッレ・スマナサーラ
怒らないこと 2 役立つ初期仏教法話 11』アルボムッレ・スマナサーラ
心は病気 役立つ初期仏教法話 2』アルボムッレ・スマナサーラ
苦しみをなくすこと 役立つ初期仏教法話 3』アルボムッレ・スマナサーラ

 石原吉郎関連も除いた。

シベリア抑留とは何だったのか 詩人・石原吉郎のみちのり』畑谷史代

 ではまず番外から紹介しよう。

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる』関岡英之
地下足袋の詩(うた) 歩く生活相談室18年』入佐明美
ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』北川貴英
ブッダの人と思想』中村元
学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上) 1492-1901年』ハワード ジン、レベッカ・ステフォフ編
学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(下) 1901-2006年』ハワード ジン、レベッカ・ステフォフ編
魂の錬金術 エリック・ホッファー全アフォリズム集』エリック・ホッファー
完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』マーシャ・ガッセン
複雑で単純な世界 不確実なできごとを複雑系で予測する』ニール・ジョンソン

 次にベスト10。判断が難しいため同立順位が複数あることをご了承願おう。

 10位 『原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語』安冨歩
 9位 『史上最大の発明アルゴリズム 現代社会を造りあげた根本原理』デイヴィッド・バーリンスキ
 8位 『カウンセリングの技法』國分康孝
 7位 『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』デイヴィッド・イーグルマン
 6位 『通貨戦争 影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』宋鴻兵〈ソン・ホンビン〉
 6位 『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ 影の支配者たちがアジアを狙う』宋鴻兵〈ソン・ホンビン〉
 5位 『放浪の天才数学者エルデシュ』ポール・ホフマン
 5位 『My Brain is Open 20世紀数学界の異才ポール・エルデシュ放浪記』ブルース・シェクター
 4位 『隠れた脳 好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学』シャンカール・ヴェダンタム
 3位 『宗教は必要か』バートランド・ラッセル
 3位 『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト・テイラー
 2位 『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル
 1位 『神はなぜいるのか?』パスカル・ボイヤー

2013年に読んだ本ランキング