2013-05-19

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 バイクや自転車で合羽を着用していると、結局のところ1年でダメになる。5000円以下のモノだともともと透湿性は殆どないし、耐水性も限りなく劣化する。とはいうもののGORE-TEXは高価だ。つまり数年間の使用に耐え得るレインスーツとなると、やはり1万円台だろう。耐水圧約320kpa(32,640mm)以上/透湿性約16,000g/m2 - 24h以上という数値を見ればコストパフォーマンスのよさが理解できる。これより上のランクであればmont-bellがオススメ。

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新刊『スタンフォードの人生観が変わる特別講義  あなたのなかに、全世界がある』J・クリシュナムルティ

スタンフォードの人生観が変わる特別講義 あなたのなかに、全世界がある

 ――あなたが努力も恐怖もなく、いかなる意味での制約もなく自分のなかに入っていき、本当に奥深くまで調べていけば、驚くべきものを見いだすでしょう。おまけに一冊の本も読む必要がありません。(中略)自分自身のなかに世界全体があるのです。そして、それをどう見るのか、どう学びとるのかを知れば、扉はそこにあり、鍵はあなたの手の中にあります――。

 本書は「20世紀を代表する哲人」と言われるクリシュナムルティが、スタンフォードで行った4回の連続講演です。理想やあるべき姿を追求するのではなく、いまここにあるものをありのままに見ることが、ただそれだけが、精神の葛藤や苦しみを終わりにし、私たちを根本から変えていく、そしてその時こそ、世界は変わると静かに語りかけます。深い感動とともに、人はこの瞬間にも、根本的に変わりうるのだと感得する珠玉の講演録。

米国の不快な歴史/『人間の崩壊 ベトナム米兵の証言』マーク・レーン


 ・米兵は拷問、惨殺、虐殺の限りを尽くした
 ・米国の不快な歴史

『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』ニック・タース
『アメリカの国家犯罪全書』ウィリアム・ブルム

◆米報道官、慰安婦発言「不快だ」 橋下氏は反論

【ワシントン=共同】米国務省のサキ報道官は16日の記者会見で、従軍慰安婦は必要だったとした、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長による発言について「言語道断で不快だ」と非難した。

 橋下市長の発言をめぐっては、在日米軍に風俗業者の利用を求めたことに絡んで米国防総省のリトル報道官が、米軍が買春を拒否するのは「言うまでもない」と述べていたが、米政府当局者が公式の場で正面から批判したのは初めて。

 これに対し、橋下市長は17日、「米国は日本占領期に日本人女性を活用した。(日本人を)特殊な人種と批判するが、それは違う」とツイッターで反論した。

 サキ報道官は従軍慰安婦について「性を目的に人身売買された女性たちの身に起きた出来事は嘆かわしく、とてつもなく重大な人権侵害であることは明白だ。犠牲者に心から同情する」とも指摘した。

 その上で報道官は「日本が過去に起因するこれらの問題の解決に近隣諸国と共に取り組み続け、前に進むことができるような関係を構築することを期待する」と述べ、日本が歴史認識問題を克服するよう促した。

 報道官が強い表現で橋下市長の発言を批判した理由について、国務省当局者は「非常に不快な発言についてコメントを求められたからだ」と説明。「(国務省の)建物の中にいるみんなが腹を立てている」と述べた。

 サキ氏はヌランド氏の後任の女性報道官で、13日に初の定例記者会見に臨んだ。

日本経済新聞 2013-05-17

 更に同日付の日経にはご丁寧に「日米関係に詳しい米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員」とのインタビュー記事も掲載した。「例えば、環太平洋経済連携協定(TPP)など米議会が関係する問題に影響が出てくるだろう。従軍慰安婦問題は米議会内でも関心が高い。この問題で第1次安倍政権の際には非難決議が可決された。こんな動きが出てくればTPP交渉に日本が参加することへの支持は得られないだろう」(日本経済新聞

 敗戦は70年前の歴史ではない。日本の現在と未来をも規定し続ける重力なのだ。アメリカ人の居丈高な調子は「歴史を規定するのは我々だ」と言わんばかりだ。シーラ・スミスの発言を読むと、日本の政治的前提や民意をも彼らが決めているように感じる。

 ではアメリカの言語道断で不快な、あまりにも不快な歴史的事実を見てみよう。彼らはベトナムで何をしたか? いずれも米兵による証言である。

 私が負傷する直前の10月の末に、われわれはカンボジア国境から約135マイルから140マイル離れた町にいた。町の名はドンタンで、私の分隊はそこの小さな村から18マイルほどはずれたところにあるトンネルに送りこまれた。
 分隊には9人の者がいて、8人がトンネルの中に入った。中に入って、われわれは9人の北ベトナム軍の負傷兵と3人の北ベトナムの看護婦を発見した。分隊の7人の兵隊が担架から捕虜を追い出し、ギブスをはめていた捕虜をベッドからひっぱり出した。そして彼らをトンネルの片隅にほうり出した。
 そのあと兵隊たちは3人の看護婦につかみかかった。看護婦は18歳から25~26歳ぐらいだったと思う。看護婦は殴られ、衣服をはがされた。娘たちがその場に崩折れると、彼らはその胸をつかんで引き起こし、また殴って、打ちのめした。
 それから一人の娘が引き出された。2人の兵隊があとの2人の娘に銃を突きつけたので、その2人は動けなかった。ほかの5人の兵は最初の娘をマットの上に押し倒した。2人がその腕を身体のうしろにまわして押え、あとの2人が脚をひろげさせた。残りの1人がその娘を犯した。
 その男が終わると、別の兵隊が彼女を犯した。娘は悲鳴をあげた。兵隊は彼女を殴り、おとなしくしろと言った。娘は「チュウホイ」と言いつづけた。つまり降伏したいという意味だ。
 5人全部がその娘を犯すと、あとの2人が彼女を犯し、その間2人の者が残りの2人の娘に銃を向けて見張りをした。それから、その2人の娘についても同じことがくりかえされた。それぞれの娘が何度も強姦されたのだ。彼女らはその間ずっと泣き叫んでいた。
 強姦がすむと、GIたちの3人が投擲照明弾を取り出し、娘たちの性器につっこんだ。彼女らはその時には意識を失っていた。どの1人ももはや押えつけておく必要がなかった。娘たちは口や鼻や顔、そして性器から血を流していた。
 そのあと、彼らは照明弾の外の部分をたたき、それは娘たちの身体の中に入っていった。胃袋が急にふくれあがったと思うと、弾は身体の中で爆発した。胃袋が破裂し、内臓が身体の外に垂れ下った。

【『人間の崩壊 ベトナム米兵の証言』マーク・レーン:鈴木主税〈すずき・ちから〉訳(合同出版、1971年)以下同】

 アメリカは建国以来、今日に至るまで虐殺に次ぐ虐殺を繰り返してきた。まさしく血塗られた国家といえよう。彼らはインディアンを殺し、黒人を殺し、朝鮮人を殺し、ベトナム人を殺し、イラク人を殺し、アフガニスタン人を殺した(アメリカの戦争と外交政策)。

 しかもただ殺すだけではない。神に抑圧されたアメリカ人の精神は信仰の力で限りなく反動する。キリスト教こそ人類の業病(ごうびょう)だ。あいつらの正義はいかなる残虐行為をも正当化してしまう。すべては神のために行われるのだ。

答 一人の若い娘がベトナムのレインジャー兵に拷問された。その娘はきわめてゆっくりした拷問を受けていた。死ぬまでに3日を要した。
問 彼女はどんな拷問を受けたのか?
答 彼らはその娘の着物をはいだ。そのあと脚のかかとのうしろのあたりに鉤をひっかけ、脚をひろげて木にぶら下げた。肉屋につるされている豚のようにだ。鉤でひっかけて、そんなふうに股をひろげた格好のままつるしたわけだ。
 それから彼らは長さ3フィートで、大人の手首ほどの太さがある竹の棒を取り出し、その娘の身体に突っこんだ──その性器に、さらに竹の切れ端を乳房や、身体のその他のあらゆる部分に突き刺した。腋の下とか胃にも。そのまま3日たって、彼女は死んだ。

 アメリカは現在に至るまで日本に対して原爆使用の謝罪すらしていない。原爆資料館を見学したチェ・ゲバラがこう言った。「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされて、腹が立たないのか」と(『チェ・ゲバラ伝』三好徹)。

 敗戦で日本はたぶん去勢されたのだろう。日本政府はアメリカの宦官(かんがん)も同然だ。

人間の崩壊―ベトナム米兵の証言 (1971年)
マーク・レーン
合同出版
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米国による拷問の歴史(前半):アルフレッド・W・マッコイ
米国による拷問の歴史(後半):アルフレッド・W・マッコイ
拷問:ウィリアム・ブルム(『アメリカの国家犯罪全書』)
米帝国の血塗られた道 ウィリアム・ブルムとのインタビュー:デービッド・ロス
アメリカン・ヒストリー

2013-05-18

虐殺の光景


 どう見てもルワンダである。だが虐殺の光景は一様に酷似している。なぜなら虐殺は人間をモノとして扱うことで成立するからだ。その意味で人形には二重のメッセージが込められている。ルワンダでは80万人もの人々が虫けらのように殺され、ボロ雑巾のような骸(むくろ)とされた。白骨化した遺体の数々は今もなお叫び声を上げている。「殺すのが正義」と信ずることができれば、人は何人でも殺せるのだ。その事実が胸から離れない。

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『ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記』レヴェリアン・ルラングァ
『生かされて。』イマキュレー・イリバギザ、スティーヴ・アーウィン
強姦から生まれた子供たち/『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』写真、インタビュー=ジョナサン・トーゴヴニク

リサ・クリスティン:現代奴隷の目撃写真


 ここまで横行する悪行にどうやって立ち向かえるでしょうか? 報酬もなく1日16~17時間も働かされているのに、中には自分が奴隷だと知らない人さえいます。生まれた時から同じ状況だからです。他と比べようがないのです。(7分8秒)

2013-05-15

ジェフリー・ディーヴァー


 1冊読了。

 16冊目『ロードサイド・クロス』ジェフリー・ディーヴァー:池田真紀子訳(文藝春秋、2010年)/キャサリン・ダンス・シリーズ。駄作。寝不足に陥った分だけ恨みが募る。ただし親子ものの短篇小説として読むことが可能。無理のあるストーリーに耐えながら、トラヴィスと父親が去ってゆく場面(467ページ)、ダンスと母親のやり取り(486ページ)を読むだけでも価値がある。

2013-05-13

長期監禁のオーストリア人女性、脱出から7年後の今を語る


「私はアマンダ・ベリー。誘拐されたんです。この10年行方不明だったんです」――10年前に16歳で誘拐され、今月6日に解放されたアマンダ・ベリー(Amanda Berry)さんが脱出直後に通報した際の言葉は、10歳で誘拐され、8年間の監禁生活から2006年に解放されたオーストリア人女性のナターシャ・カンプシュ(Natascha Kampusch)さんの最初の言葉を思い起こさせた。

「私の名前はナターシャ・カンプシュ。私のことを聞いたことがあるはずです」

 カンプシュさんが懐疑的な警察官にこの言葉をかけたのは、誘拐されてから3000日以上が経ってからだった。

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 女性の長期監禁事件の中でも最も悪質なケースのひとつに数えられるカンプシュさんの事件は、1998年3月2日に発生。カンプシュさんは登校中に、失業中だった通信技術者のウォルフガング・プリクロピル(Wolfgang Priklopil)容疑者に拉致され、バンの中に押し込められた。

 プリクロピル容疑者は、自宅のガレージの下に掘った6平方メートルに満たない地下室に彼女を閉じ込め、幼いカンプシュさんには「ドアや窓には爆弾が仕掛けてある」と伝えた。また、両親は彼女のことを忘れたとも言い聞かせたという。

 その後数年間、容疑者はカンプシュさんを殴り、食べ物もごく少量しか与えなかった。何日も食べ物を渡さない日もあり、カンプシュさんが思春期を迎えた後は強姦を繰り返した。

 現在25歳のカンプシュさんは、今年初めに当時の様子を振り返り、「叫ぶことはありませんでした。私の体が叫べなかったのです。でも無言で叫んでいました」と述べた。

 2006年の夏、プリクロピル容疑者は携帯電話で、カンプシュさんを誘拐した時に使っていた白いバンを売却する話をしていた。その隙をついてカンプシュさんは逃げ出した。

 プリクロピル容疑者はその日、線路に飛び込んで自殺した。44歳だった。

カンプシュさんのその後

 6日に救助されたアマンダ・ベリーさんと2人の女性と同じく、カンプシュさんの名前は世界中のメディアを駆け巡った。自伝を出版し、複数のテレビのインタビューにも応じ、今年初めには自分の体験をベースにした『3096日』という映画もリリースされた。

3,096 by Natascha Kampusch

 しかしカンプシュさんは、まだ普通の日常に戻れないでいるように見える。両親とは「疎遠になった」という。現在はウィーンの自宅で蘭の花やペットの金魚と一緒に過ごす。テレビで好きなのは刑事ドラマだという。

 教育も受けられなかったため、教育課程を終わらせ、金細工の技術を身につけようともしたが、続かなかった。

 それでも2011年には、自伝の印税と寄付金を使ってスリランカに小児病院を建設した。

Natascha Kampusch's case

 ドイツで今年放映されたインタビューによると、いま一番親しい人物は美容師だという。「いすに座って、彼女が私の髪を整えてくれているときが一番幸せ」

「自分に起きたことと共存していくために、毎日をポジティブに生きようと努力してる。気ままな10代の時間はもう取り戻せない。他の人と話をして、若いときの経験を共有してもらうのがせめてもの慰め」

 カンプシュさんは、マザーコンプレックスを抱えていたプリクロピル容疑者への複雑な感情についても言及した。容疑者が自殺したと聞いたときには泣いたという。

「脱出することによって、私は自分を迫害していた人間から逃げることができた。それと同時に、いや応なく近くにいた人を失った」とカンプシュさんは自伝に綴っている。

「私を殴り、地下室に閉じ込め、餓死寸前まで追い込んだ男が求めていたものは、誰かに抱きしめてもらうことだった」

【AFP 2013-05-12】

 ストックホルム症候群と指摘することはたやすい。彼女を自分と関係のない第三者と見れば。私は不思議な感動を覚えてならなかった。複雑さとは奥深さでもあろう。微にして妙なる人間心理の綾は時に善悪を軽々と超越するのだ。

 彼女と比較して自分の幸福を計るような愚者は本当の意味で不幸なのだろう。彼女が不幸であったとしても我々が不幸でないと言い切ることができるだろうか?

 ただありのままに不幸を背負う。ただありのままに不遇を生きる。すべての川が海を目指すように我々の生もまた死に至る。どのような流れであったとしても、太陽のきらめきを反射することは可能だろう。人は他の誰かになり得ない。彼女は彼女を生きる。私は私を生きる。

3 096 dias / 3,096 Days in Captivity: El Infierno De Una Nina Secuestrada Durante 8 Anos: Una Historia Real, Desgarradora / The True Story of My Abduction, Eight Years of Enslavement, and

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