古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
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2020-04-19
宇野利泰訳を推す/『華氏451度』レイ・ブラッドベリ:伊藤典夫訳
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・ 『華氏451度』レイ・ブラッドベリ:宇野利泰訳 ・宇野利泰訳を推す 火を燃やすのは愉しかった。 ものが火に食われ、黒ずんで、別のなにかに変わってゆくのを見るのは格別の快感だった。真鍮の筒さきを両のこぶしににぎりしめ、大いなる蛇が有毒のケロシンを世界に吐きかけ...
2018-10-01
コミンテルンの物語/『幽霊人命救助隊』高野和明
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・ 『13階段』高野和明 ・ 『グレイヴディッガー』高野和明 ・コミンテルンの物語 ・ 『ジェノサイド』高野和明 「私がここに来たのは他でもない。諸君に、天国へ行くチャンスを与えてやろうというのだ」神は、天を指して繰り返した。「天国だ。いい所だぞ」 「私たち、...
2018-03-27
自虐史観のリトマス試験紙/『ジェノサイド』高野和明
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・ 『13階段』高野和明 ・ 『グレイヴディッガー』高野和明 ・ 『幽霊人命救助隊』高野和明 ・自虐史観のリトマス試験紙 ・ 玉に瑕ある傑作 不幸というものは、傍観者であるか、当事者であるかによって、見え方はまったく異なる。 【『ジェノサイド』高野和明(...
2015-03-18
新世界秩序とグローバリズムは単一国を目指す/『われら』ザミャーチン:川端香男里訳
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・ 『木曜の男』G・K・チェスタトン ・新世界秩序とグローバリゼーションは単一国を目指す ・ ディストピア小説の元祖 ・ 『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー:黒原敏行訳 ・ 『国難の正体 世界最終戦争へのカウントダウン』馬渕睦夫 ・ 『一九八四年』ジョー...
2015-02-09
比類なき言葉のセンス/『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー:黒原敏行訳
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・ 『われら』ザミャーチン:川端香男里訳 ・比類なき言葉のセンス ・ 恐るべき諧謔と風刺 ・ 『一九八四年』ジョージ・オーウェル:高橋和久訳 ・ 『華氏451度』レイ・ブラッドベリ ・ SNSと心理戦争 今さら聞けない“世論操作” ・ 『マインド・ハッキング...
2014-04-12
人類の戦争本能/『とうに夜半を過ぎて』レイ・ブラッドベリ
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・人類の戦争本能 ・ アメリカを代表する作家トマス・ウルフ 「(中略)どこか海外の、別の戦区はどうですか。デスクワークが退屈なら、前線に出るのは?」 「とくにそういう希望はありません」と若い軍曹は言った。 「じゃ何が希望なのかな」 軍曹は肩をすくめ、自分の手を眺め...
2012-12-15
『20世紀SF』(全6冊)河出文庫
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2012-06-07
SFの巨匠レイ・ブラッドベリ氏が死去、91歳
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SF小説の古典「華氏451度(Fahrenheit 451)」などで知られる米SF作家レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)氏が5日、米ロサンゼルス(Los Angeles)で死去した。91歳だった。 同氏の作品を出版していた米出版社ハーパーコリンズ(Harpe...
2011-12-17
修正し、改竄を施し、捏造を加え、書き換えられた歴史が「風化」してゆく/『一九八四年』ジョージ・オーウェル:高橋和久訳
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・ 『われら』ザミャーチン ・ 『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー:黒原敏行訳 ・ 現在をコントロールするものは過去をコントロールする ・修正し、改竄を施し、捏造を加え、書き換えられた歴史が「風化」してゆく ・ ビッグブラザーと思考警察 ・ 『華氏45...
2011-07-12
自閉症者の苦悩
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私がどれほど懸命に努力しても、ほんもののひとたちは、まだ変われと言う、自分たちのようになりなさいと言う。 それがどれほどむずかしいことか彼らにはわからない。気にもしない。私に変わってほしいと思う。私の頭のなかにいろいろなものを入れて、私の脳を変えようとする。そんなことはし...
2011-06-11
宗教的ユートピアを科学的ディストピアとして描く/『絶対製造工場』カレル・チャペック
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・ 『「絶対」の探求』バルザック ・宗教的ユートピアを科学的ディストピアとして描く ・ 『木曜の男』G・K・チェスタトン カレル・チャペックを初めて読んだ。私は長らく「 庭仕事 をやっているオヤジだろ?」くらいに思っていた。20代で刻印された先入観はそう簡単に消...
2002-02-19
本のない未来社会を描いて、現代を炙り出す見事な風刺/『華氏451度』レイ・ブラッドベリ
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・ 『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー:黒原敏行訳 ・ 『一九八四年』ジョージ・オーウェル:高橋和久訳 ・本のない未来社会を描いて、現代を炙(あぶ)り出す見事な風刺 ・ 『われら』ザミャーチン:川端香男里訳 ・ 『とうに夜半を過ぎて』レイ・ブラッドベリ ・...
1999-10-29
祭り上げられた聖者/『通りすぎた奴』眉村卓
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・祭り上げられた聖者 ・ 必読書リスト その一 水の上へ右足を一歩踏み出す。その足が沈む前に左足を前に出す。更に、左足が沈まない内に右足を繰り出す。こうすれば水の上も歩けるだろう。観念論を嗤(わら)う喩(たと)えとしてよく用いられる話である。 そう考えると人生...
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