アフガニスタン北部のクンドゥズ(Kunduz)州で28日、15歳の少女が喉を切られて殺害される事件が起きた。地元警察は29日、男2人を殺人の疑いで逮捕したと発表。容疑者の1人は事件前、少女に結婚を申し込んだものの家族に断られていたという。少女は川に水くみに行き、村に帰る途中で襲われて喉を切り裂かれたとされている。
保守的なイスラム国家のアフガニスタンでは、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の政権が米軍主導の攻撃で崩壊して10年以上が経過した今も、女性や少女に対する行き過ぎた暴力が大きな問題となっている。英人道支援団体オックスファム(Oxfam)によると、アフガニスタンでは女性の87%が身体的、性的、精神的な暴力を受けたり、強制的に結婚させられた経験があるという。
先月も西部へラート(Herat)州で、20歳の女性が嫁ぎ先の家族から売春を強要され、拒否したところ首を切断され殺害される事件が起き、男女4人が逮捕されている。
【
AFP 2012-11-29】
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