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『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二
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『医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70』牧田善二
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『コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる』浜崎智仁
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医原病
・高血圧と食塩摂取とのあいだにはほとんど因果関係がない
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『日本人には塩が足りない! ミネラルバランスと心身の健康』村上譲顕
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『「塩」をしっかり摂れば、病気は治る 病気の因を断つクスリ不要の治療法』石原結實
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『免疫力が10割 腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』小林弘幸、玉谷卓也監修
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『心と体を強くする! メガビタミン健康法』藤川徳美
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『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』溝口徹
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『食事で治す心の病 心・脳・栄養――新しい医学の潮流』大沢博
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『オーソモレキュラー医学入門』エイブラハム・ホッファー、アンドリュー・W・ソウル
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身体革命
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必読書リスト その一
基本的に、高血圧と食塩摂取とのあいだにはほとんど因果関係がない。(中略)
たしかに、食塩の過剰摂取が原因で高血圧になる人はいる。ただし、それが原因になっているケースは、高血圧患者100人のうちたった一人か二人という割合なのである。明らかに少数派なのである。食塩に含まれるナトリウムは、体内に水分を保持させる働きをしている。その濃度が高くなると体液が増え、その結果、血管を通る血液の量も増えて血圧が高くなるのは事実である。しかし、高血圧の原因はけっしてそれだけではない。
にもかかわらず、画一的なマニュアルに沿った治療しかしようとしない医者は、すべての高血圧患者に減塩を指示する。しかし、そのマニュアルが有効な患者は全体の1~2パーセントにすぎない。残りの98~99パーセントには効果がないどころか、逆に必要な塩分が不足して健康を損(そこ)ねてしまう恐れまである。こんな愚かなマニュアルが「常識」として“日本の医師全般”に通用しているから、私は医者を信用できないでいる。
【『医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」』三石巌〈みついし・いわお〉(祥伝社黄金文庫、2009年)以下同】
で、確かマウスで行った実験だったと記憶している。だからといって、ジャンジャン塩を摂って構わないと考えるのも早合点だ。医療のデタラメさを弁えることが大切なのだ。日本人の塩分摂取量が多いのは確かだが、それよりも問題なのは「汗をかかなくなった生活」にあると私は考えている。
さて、「食塩原因説」である。この説の有力な根拠として引用されたのが、日本の東北地方で高血圧が多いという調査結果だった。(中略)
食塩の平均摂取量が多い地域で高血圧が多いという統計があれば、とりあえず食塩と高血圧を結びつける仮設は成立するだろう。だが、それだけで結論を引き出すのはあまりに性急すぎる。実際、このときの調査では「食塩原因説」と矛盾する事実も出ていたと聞く。個別に調べてみると、食塩の摂取量が少ないのに血圧が高い人もいれば、食塩摂取量が多いのに血圧が低い人もいたという。一人ひとりの個体差から目を逸(そ)らしがちになるのも、疫学の抱える大きな問題点の一つである。また、同じ東北地方でもリンゴの生産地では高血圧が少なかった。こうした事実は、いずれも研究者にとって都合が悪いために、「例外」として切り捨てられたのである。
リンゴをたくさん食べている人が高血圧になりにくいことは、栄養学的にも裏付けられている。血圧を平常に保(たも)つためには、食塩により摂取されるナトリウムと、カリウムというミネラルの比率が重要である。健康な体内になるナトリウムのカリウムに対する比率は0.6である。よって食物から摂取されるナトリウムとカリウムの比も、ほぼこの数値に近いことが望ましい。
カリウムはリンゴ、メロン、スイカ、バナナといった果物や野菜などに多く含まれている。食塩を平均より多く摂取する地域でも、リンゴを日常的によく食べる地域では高血圧が少なかったのは、これで説明がつく。したがって、高血圧の一つの原因は、食塩の過剰摂取ではなく、カリウムの不足といったほうが正しいわけである。
私は酒を断ってから血圧が高くなった。もともと好きな方ではなかったのだが、あると呑んでしまう。最後に呑んだ宴会では胸が悪くなって真っ先に退席し、家路につく途中で道路に横たわり、ほうほうの体で帰宅し、吐き気があるのに吐けない情況でトイレの床に坐り込んだ。
で、血圧である。高血圧の利点は目覚めがいいことに尽きる。テレビの電源を入れるようにパッと目が覚める。ボーッとすることがこれっぽっちもない。それくらいかな。
数年間にわたって180前後の血圧を維持してきたが、時折200を超えることがあった。血圧をコントロールするのはさほど難しくない、と私は考えていた。色々調べた。そして方針を定めた。運動はウォーキングのみ。食事は酢納豆とサバ缶玉ねぎで攻めた。1週間で140台まで下がった。ま、こんなもんだよ。
カリウムは知らなかった。
サツマイモとピーナッツはかなり食べているのでドンピシャリである。人体に最も必要なミネラルは塩である。古来、塩は貴重品であった。世界中で
税をかけられ、専売制で国家が管理をした。「
敵に塩を送る」という俚諺(りげん)は、敵を高血圧にするという意味ではない。
高血圧治療薬(降圧剤)が認知症の原因となっていることは予(かね)てから指摘されている。
血の巡りを悪くさせるわけだから惚けるのも当然だろう。因みに降圧剤は5500億円市場となっている(
【降圧薬】市場は5500億円 ジェネリックのシェアは1.6%|日刊ゲンダイヘルスケア)。映画の市場規模が2600億円で、地方競馬が1750億円である(
市場規模マップ | visualizing.info)。で、認知症患者が増えれば、またぞろ薬漬けにできるわけだよ。お前らはドラッグマフィアか?