2021-12-08

自律神経免疫療法/『実践「免疫革命」爪もみ療法 がん・アトピー・リウマチ・糖尿病も治る』福田稔


『足裏を鍛えれば死ぬまで歩ける!』松尾タカシ、前田慶明監修
『血管マッサージ 病気にならない老化を防ぐ』妹尾左知丸
『いつでもどこでも血管ほぐし健康法 自分でできる簡単マッサージ』井上正康
『「血管を鍛える」と超健康になる! 血液の流れがよくなり細胞まで元気』池谷敏郎

 ・自律神経免疫療法

・『効く!爪もみ』鳴海理恵、一般社団法人気血免疫療法会監修
『自律神経が整う 上を向くだけ健康法』松井孝嘉
『人は口から死んでいく 人生100年時代を健康に生きるコツ!』安藤正之

身体革命
必読書リスト その二

 じっさい、福田先生ほど欲のない人物を、私は知りません。
 一般に大病院で医師の職についていると、当たり前に仕事を続けていれば、それなりの地位が保証されているものです。ましてや福田先生は、新潟では腕利(うできき)きとして知られた外科医です。おとなしく普通に仕事をしていれば、輝かしい地位が約束されていたことでしょう。しかし、福田先生は、そんなものには、まったく拘泥(こうでい)することなく、自らが正しいと思う道を歩き続けているのです。その心の強さにはただただ頭が下がります。(安保徹〈あぼ・とおる〉)

【『実践「免疫革命」爪もみ療法 がん・アトピー・リウマチ・糖尿病も治る』福田稔〈ふくだ・みのる〉(講談社+α新書、2004年)以下同】

 安保徹は武田邦彦が「本物の医師」と太鼓判を押した人物である。専門は免疫学。著作が多いのでご存じの方もいるだろう。

 そうして(※浅見鉄男が主催する井穴刺絡〈せいけつしらく〉療法の勉強会に参加して)新潟に帰った私は、自律神経の動きを調べ、まずはアトピーやリウマチに悩まされている知人、友人数名を対象におそるおそる治療を始めたのである。治療というと何やら、大仰(おおぎょう)に聞こえるかもしれないが何のことはない、注射針を用いて頭や背中、それに手足の指の爪の生え際など、自律神経のツボをチクチクと刺激するだけのことである。
 するとどうだろう。それまで何年病院に通っても、効果らしい効果が現れなかった彼らの症状が、この簡単な治療をほんの数回、施すだけで、ほとんどの症例で、目に見えて好転しはじめたのである。「ほんとに効くんだ」――予想を上回る効果に患者も驚き、私自身も驚いた。
 そして、その結果に気をよくして私は、すべての病気にこの治療法で立ち向かおうと、固く心に決めたのである。こうして、注射針で自律神経を刺激する「チクチク療法」、いや「自律神経免疫療法」が誕生した。

 つけ加えておくと、私は長年、持ちなれたメスを捨てることにも、それまで最低でも週に2~3回はこもっていた手術室に足を向けないことにも、いささかのためらいも感じなかった。方法論なんぞ関係ない。患者がよくなればそれでいいのだ。

 そしてセルフ療法として編み出されたのが「爪もみ」である。やり方は簡単だ。


 爪の生え際の両際(2mm離れたあたり)を、反対側の親指と人差し指の爪で挟む。あるいは爪楊枝などで押す。10秒間を2~3回繰り返す。薬指は行わない。たったこれだけだ。足の指も同様に行う。

 私は耳鳴りが酷いので直ちに行った。まだ効果は現れないが気長に構えている。風呂上がりや寝る前に行うのがよい。

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