・『だれでも「達人」になれる! ゆる体操の極意』高岡英夫
・『自分で治せる!腰痛改善マニュアル』ロビン・マッケンジー
・『自分で治す病気の数々 痔 膝痛 腰痛 肩こり 認知症 椎間板ヘルニア』谷幸照
・『3万人のひざ痛を治した! 痛みナビ体操』銅冶英雄
・『ひざ痛は99%完治する』酒井慎太郎
・『半月板のズレを戻せばひざ痛は治る!』中村昭治
・ゴキブリ体操改めブルブル体操
・浮き指が進行すると腰が曲がる
・『5分間背骨ゆらしで体じゅうの痛みが消える 自然治癒力に火をつけて、首・肩・腰痛・ひざ痛を解消!』上原宏
・身体革命
そこで、手軽にできるO脚改善法、ひいてはひざ痛改善として、私がお勧めしているのが、「足の親指バンソウコウ」という方法です。
これは、名称のとおり、足の親指にバンソウコウを巻くだけの、いたって簡単な方法です。なぜ、そんな簡単な方法で、O脚やひざの痛みが改善できるかというと、O脚の根本原因である外側重心の悪いクセを矯正する、意識付けとして役立つからです。
ひざ痛の大きな原因となるO脚を改善するには、足の外側に偏っている重心を、意識的に足の親指寄りに戻し、「内側重心」にする必要があります。
しかし、「内側に重心をかけよう」とただ意識するだけでは、すぐに忘れてしまうのが人間です。ところが、親指にバンソウコウを巻いておくと、歩行のさい、そこに普段とは違う圧力がかかるので、自然に親指に意識が向き、内側重心になるのです。
また、足の親指にバンソウコウを巻いている感覚は、私たちの脳には一種の違和感として刻み込まれます。
これを解消したいという意識下の働きによって、歩くときに、親指側をグッと踏み締め、けり上げる動きが強化されます。
これにより、足裏のアーチ構造を強化でき、正常な土踏まずが再生されます。
このことによって、O脚が改善していくのです。(勝野浩〈かつの・ひろし〉)
【『ひざの激痛を一気に治す 自力療法No.1』(マキノ出版、2013年)】
絆創膏は親指の根元に巻く。きつ過ぎてもいけないようだ。蹴り上げる必要はない。足裏はフラットに着地するイメージで踵(かかと)~外側~拇指球へと体重移動をする。重要なのは拇指球の力を抜くことだ。歩行の推進力は飽くまでも踵である。アーチ構造を強化したいのであればスロージョギングか縄跳びをするべきだ。
本書で蒙(もう)を啓(ひら)かれたのは以下のイラストである。
そして膝が曲がり、バランスを取ろうとして上半身が前傾してくるのだ。腰が曲がる原因を見事なまでに描写したイラストである。
・曲がった背中を伸ばす/『5秒 ひざ裏のばしですべて解決 壁ドン!壁ピタ!ストレッチ』川村明
膝裏のばしストレッチを行ってから歩行改善に臨めば、曲がった腰はバランスを取り戻すことだろう。
尚、「5本指ソックスが浮き指の原因」との指摘もある(『「筋肉」よりも「骨」を使え!』甲野善紀、松村卓)。