ロシア、米政府機関債をすべて売却=中銀総裁
ロシア中央銀行のイグナチェフ総裁は30日、ロシアは保有していた米国の政府機関債をすべて売却したと明らかにした。
2008年11月1日時点で、ロシアが保有していた連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ) FNM.Nと連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)FRE.N の債券は209億ドルで、08年初めの656億ドルから大幅に縮小していた。
総裁は記者団に「われわれはすべて売却しており、何も残っていない。売却で十分利益を得た」と語った。
ロシア当局による米政府機関債保有のニュースは国内で反発を招き、損失に関する懸念なども広がった。これに対し当局は、政府機関債よりむしろ債券を保有しており、投資による損失はないと説明した。
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ロイター 2009年1月30日】
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