太り肉(じし)の中年女性が右に左に体を揺さぶりながら歩いていた。全身から怠惰のオーラ。首をぐるりと回して立ち止まった。方向を鋭角に転じると、そこには自動販売機があった。飲み物が落ちてくるまでに30秒ほど要した。その後ろを8歳くらいの少女が縛った長い髪を宙に舞わせながら駆け抜けた。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2016年4月15日
少女が向かったのは怠惰な人生なのだろうか。あるいは別の生き方か。人生は衰え方が勝負である。誰もが衰えるが、味わいなき老いは哀しい。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2016年4月15日
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