イラン北西部東アゼルバイジャン州で300人以上が死亡した地震で、イラン政府は15日、米国からの緊急支援の申し出を断る方針を明らかにした。
イラン学生通信が伝えた。
11日の地震発生後、イランにはカタールやパキスタンなどから支援物資が届き、米国も支援実施の姿勢を示していた。しかし、イラン内務省のガダミ危機管理監は15日の記者会見で、「米国の申し出は善意からのものではない」と述べ、「本当に善意があるなら、制裁を解除し、医薬品を輸入できるようにするべきだ」と米国への強い不信感を示した。米・イラン間では、核開発問題を巡って対立が先鋭化している。
【YOMIURI ONLINE 2012年8月16日10時34分】
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