1冊読了。
71冊目『
1999年以後 ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』五島勉〈ごとう・べん〉(ノン・ブック、1988年)/数年前から感じていることだが、「ヒトラー=悪党」という構図はわかりやすすぎて、どうも胡散臭い。そもそも人間を善悪で分けること自体が子供じみている。広く知られた話ではあるが、ナチス政権による経済政策は高く評価されている。歴史を振り返ってみても、ユダヤ人を虐殺したのはヒトラーに限ったことではない。ま、詳細は後日。ヒトラーは超能力者であった。20世紀末や21世紀のことまで正確に予言していたそうだ。五島勉を読むのは久し振りだが、やはり論理の飛躍が目立つ。事実を羅列している印象があり、書き手としての手腕は評価できない。
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