1冊読了。
1冊目『
人生の短さについて 他二篇』セネカ:茂手木元蔵〈もてぎ・もとぞう〉訳(岩波文庫、1980年/ワイド版岩波文庫、1991年)/再読。本書より書写行を開始する。有徳の人物の気高き魂に触れると電流のようなものが伝わってくる。人の心を打つのは論理ではない。生きざまである。「よく生きる」ことはエベレストの山頂に立つことよりも難しいかもしれない。生死を分ける難所はきっと日常生活の中にもたくさんあることだろう。凡庸な精神、眠れる知性、怠惰な姿勢がそれを見過ごしているのだ。この一書を毎年正月に読もうと思う。
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