古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2016-02-12
佐伯啓思
1冊読了。
19冊目『
自由と民主主義をもうやめる
』佐伯啓思〈さえき・けいし〉(幻冬舎新書、2008年)/再読。三島由紀夫の死によって浮かび上がる日本社会の問題と、9.11テロが突きつけた国際社会の問題が重なって見える。三島が死んで(1970年)右翼が滅び、連合赤軍事件(
あさま山荘事件
〈1972年〉と
山岳ベース事件
〈1971-72年〉)で左翼が亡んだと考えてよさそうだ。その後、進歩的文化人はサヨクに姿を変え、バブルが崩壊した1990年代になってようやく保守が台頭する。
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