・『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ
・『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ
・『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』デイヴィッド・イーグルマン
・『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』トーマス・ギロビッチ
・『脳はいかにして〈神〉を見るか 宗教体験のブレイン・サイエンス』アンドリュー・ニューバーグ、ユージーン・ダギリ、ヴィンス・ロース:茂木健一郎訳
・『なぜ、脳は神を創ったのか?』苫米地英人
・『解明される宗教 進化論的アプローチ』 ダニエル・C・デネット
・『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰』ニコラス・ウェイド
・『神はなぜいるのか?』パスカル・ボイヤー
・『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
・『環境と文明の世界史 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ』石弘之、安田喜憲、湯浅赳男
・経済が宗教を追い越していった
・キリスト教の教えでは「動物に魂はない」
・キリスト教を知るための書籍
・宗教とは何か?
・必読書リスト その五
山極●貨幣が、モノの流通が宗教を追い越していった。(90ページ)
【『人類の起源、宗教の誕生 ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき』山極寿一〈やまぎわ・じゅいち〉、小原克博〈こはら・かつひろ〉(平凡社新書、2019年)】
『神は、脳がつくった 200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源』(E・フラー・トリー:寺町朋子訳、ダイヤモンド社、2018年)がつまらなかったので、さほど期待してなかった。むしろ批判的に読もうとすら思っていた。ところがどっこい引きずり込まれた。これはキャスティングの勝利だろう。霊長類学者(山極)と神学者(小原)の組み合わせが弦楽器と鍵盤のようなハーモニーを生んでいる。若い小原が下手に出ているのが功を奏している(写真を見れば一目瞭然だ。顎の位置に注目せよ)。更に小原の正確なキリスト教知識が驚くほど勉強になる。『環境と文明の世界史 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ』を直前に入れるのが私の独創性だ。
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