・『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二
・『医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70』牧田善二
・『脳はバカ、腸はかしこい』藤田紘一郎
・『免疫の意味論』多田富雄
・衛生仮説から旧友仮説に
・現代病(21世紀病)の原因はヒトマイクロバイオームの乱れ
・『クレイジー・ライク・アメリカ 心の病はいかに輸出されたか』イーサン・ウォッターズ
・『失われてゆく、我々の内なる細菌』マーティン・J・ブレイザー
・『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』デイヴ・アスプリー
衛生仮説は「旧友仮説」に更新された。(149ページ)
【『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』アランナ・コリン:矢野真千子〈やの・まちこ〉訳(河出書房新社、2016年)】
アトピーを始めとするアレルギー疾患は住宅の密閉度が高まったことと、過度の清潔な環境が原因と考えられてきた(衛生仮説)が、実は親から譲り受けるマイクロバイオータ(体内の微生物叢)の減少(旧友仮説)によることが判明しつつある。出産時の消毒や幼少期に抗生物質を投与することで減菌されることが原因だ。「飲食」のカテゴリーも「腸内細菌の活性化」というテーマで括ることができる。
更に守備範囲を広げると、『土と内臓 微生物がつくる世界』デイビッド・モントゴメリー、アン・ビクレー→『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』藤井一至まで手が届く。
要はこうだ。現代人の腸内環境は農薬(殺虫剤)や化学肥料で汚染された土壌のように荒廃している。更に人体の政治システムが脳による独裁ではなく、マイクロバイオームの共生という民主政に支えられえていることまで明らかにしている。
日本の文化でいえば幕府=脳、天皇=腸と言い得るかもしれない。
本書で紹介されている「AO+リフレッシュ・コスミック・ミスト」の関連リンクを貼っておく。消臭剤を使う人ほど体臭が強くなるという。AO+は細菌を肌に吹きつけることで健康な状態を保つ。無臭。アメリカの許認可が化粧品となっているが薬品と考えてよかろう。皮膚の疾患・トラブルは免疫が過剰に反応している可能性が高い。値が張るのが難点だ。
・風呂いらず?!「皮膚に吹きかけるバクテリア」で臭わなくなる
・待ってたぞ!Mother Dirtから肌に付けるバクテリアが届いた! - ヒフ・ファイター
米amazonだと49.95ドルだが、Qoo10だと8890円。
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