4冊挫折。
『
一四一七年、その一冊がすべてを変えた』スティーヴン・グリーンブラット:河野純治〈こうの・じゅんじ〉訳(柏書房、2012年)/「今から二千年前、真実はすでに記されていた。 ルネサンスの引き金となった書物とひとりの男の、奇跡の出会いの物語。全米図書賞、ピュリッツァー賞受賞」と帯文。出だしが緩慢で冗長。
『
数学者たちはなにを考えてきたか 見えてくる数学の歴史』仙田章雄〈せんだ・あきお〉(ベレ出版、2010年)/数学教師によるエッセイ。内容が物足りなかった。
『
名人に香車を引いた男 升田幸三自伝』升田幸三〈ますだ・こうぞう〉(朝日新聞社、1980年/中公文庫、2003年)/若いうちに読んでおくべきだった。
『
アメリカ殺しの超発想 「奴隷」日本よ、目を醒ませ! 制度疲労をすぐ正せ!』霍見芳浩〈つるみ・よしひろ〉(徳間書店、1994年)/著者は大変押しの強い人物で、田原総一朗をたじろがせた場面を一度見たことがある。小沢一郎批判がテーマか。興味深い裏話が山ほど出てくるのだが、如何せん文章にまとまりがなく破綻の様相を呈している。まるで頭に血が上った老人を見ているような気分になってくる。どこをどう読んでもアメリカの大学教授を務める人物とは思えない。
0 件のコメント:
コメントを投稿