2013-09-27

ジュリアン・ジェインズ


 1冊読了。

 42冊目『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ:柴田裕之訳(紀伊國屋書店、2005年)/先日書いた通りだ。他の本を全部差し置いて本書に集中した。昂奮醒めやらず。ジュリアン・ジェインズの主張は二分心仮説に基づくため極めて危ういアプローチ法ではある。更に文学・心理学に傾きがちな論拠も一歩誤ると綱渡りのような羽目となりかねない。それでも尚、1960年代にこれほどの知見を示した人物がいた事実に感動を禁じ得ない。原書の元は1976年に刊行。『ユーザーイリュージョン』が出たのは四半世紀後のことだ。この分野はまだまだ泰斗を必要としている。例えば言葉を覚える前の幼児同士のコミュニケーションを観察するという手法も考えられる。尚、「後記」は蛇足であろう。

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