2011-11-15

ベネズエラ反大統領派候補らを銃撃、現場映像がユーチューブに


 ベネズエラの首都カラカス東郊で12日、来年の大統領選に向け反チャベス大統領派の候補者として名乗りを上げているマリア・コリナ・マチャド氏と支持者らが武装グループの銃撃を受け、同氏によると1人が負傷した。

 映像は約50秒間。最初の30秒では、同氏がソフトボール試合の始球式に登板した後、住民や記者らの前で話している。そこへ数発の銃声が響き、人々が四方八方へ散った。バスに乗る人の姿もあり、「行け、行け、行け」という声が聞こえる。ビデオが本物かどうかは確認されていない。

 一方、反政府紙ナシオナルが現場の模様として掲載した写真では、オートバイに乗った2人組のうち後部座席の1人がバスに銃を向けている。マチャド陣営の報道担当者はCNNスペイン語版に、オートバイの2人組がマチャド氏や支持者らの乗ったバスを銃撃したと語った。同氏にけがはなかった。

 大統領選では、反大統領派で名乗りを上げている数人の中から予備選で1人が選出され、チャベス大統領と対決することになる。

 マチャド氏はCNNスペイン語版とのインタビューで、銃撃は犯罪組織の仕業だと非難。「政府はそれを取り締まるどころか加担している」と述べ、政府から一部の組織に武器が提供されているケースもあると述べた。

 CNNは同国の内務司法省と通信情報省にコメントを求めたが、返答はなかった。

CNN 2011-11-14

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