2013-05-05

Roberta - Bob James


 19歳の夜が押し寄せてくる。波のようにうねりながら。ものに取り憑かれたように音楽を聴き漁っていた時機だ。なけなしの金でLPを買うことにはまだ勇気を必要とした時代でもあった。ボブ・ジェームスは何枚か持っていたが、一番よく聴いたのが『Hands Down』(1982年)だった。2分30秒すぎから拍子が変わり、トランペットが滑るように入り込む。長いイントロが深い官能に至る。今聴いても控え目でいい曲だ。



Hands Down

0 件のコメント:

コメントを投稿