3冊挫折、1冊読了。
『
儀礼 タブー・呪術・聖なるもの』J・カズヌーヴ:宇波彰〈うなみ・あきら〉訳(三一書房、1973年)/良書。ただ私の興味から少しずれていた。文化人類学や宗教社会学を学ぶ学生は必読のこと。
『
春と修羅 心象スケッチ』宮沢賢治(日本図書センター、1999年)/オホーツク挽歌を読むのが目的であった。
『
カブールの燕たち』ヤスミナ・カドラ:香川由利子訳(早川書房、2007年)/『
テロル』に比べて形容の冗長さが目につく。ちょっとまどろっこしい。
17冊目『
量子が変える情報の宇宙』ハンス・クリスチャン・フォン=バイヤー:水谷淳〈みずたに・じゅん〉訳(日経BP社、2006年)/本の作りがよくてびっくり。2006年刊とは思えんな。終盤はかなり難しくて読むのがやっと。ジョン・ホイーラーが最近の本ではジョン・ウィーラーと表記されている。情報論はビットからキュビットへ向かう。量子コンピュータの困難な課題が理解できた。内容は文句なしだが、やや総花的。
番外『
賭博黙示録カイジ 全13巻』福本伸行(ヤングマガジンコミックス、1996年)/再読。福本作品は心理描写が長くストーリー展開が遅い。それでも男の背中を鞭打つ言葉が心地よい。
0 件のコメント:
コメントを投稿