1冊読了。
5冊目『
篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』竹熊健太郎(太田出版、1998年/河出文庫、2007年)/『
創られた「日本の心」神話』で紹介されていた一冊。いやはや面白かった。奇天烈な怪人4人のインタビュー集である。若い時分に読んでおきたかった、と思わせるほどの内容。少しイカれつつも大いにイカしたジイサンばかりである。侮れないのは彼らが語る戦争体験で、大東亜戦争の一面を実に鋭い見識で捉えている。脚注も懇切丁寧で竹熊の文章は正確だ。「あとがき」で編集者の苦労に触れているのも泣かせる。
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