2冊挫折、1冊読了。
『
完訳 統治二論』ジョン・ロック:加藤節〈かとう・たかし〉訳(岩波文庫、2010年)
『
市民政府論』ジョン・ロック:角田安正〈つのだ・やすまさ〉訳(光文社古典新訳文庫、2011年)/「統治二論」の後篇が「市民政府論」である。ただし加藤訳は「政治的統治について」となっている。読みやすさからいえば角田訳に軍配が上がる。自然法というフィクションに耐えられず。
3冊目『
イエス・キリストは実在したのか?』レザー・アスラン:白須英子〈しらす・ひでこ〉訳(文藝春秋、2014年)/一昨日読了。コメントで教えてもらった一冊。私にとっては咀嚼力の限界を試される読書であった。要旨をいえばイエスは実在したが、イエス・キリストは想像の産物らしい。パウロとヤコブの比較が斬新で、新約聖書の誤謬を歴史的に検証する労作。堀堅士著『
仏教とキリスト教 イエスは釈迦である』の後に読むのがいいだろう。「
キリスト教を知るための書籍」に追加。
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