2018-05-24

ロードバイクを走らせる前に必要な準備


走る、歩く、駆ける
中年は奥多摩湖を目指す
大垂水峠を制覇

 ・ロードバイクを走らせる前に必要な準備

ロードバイク 後輪の外し方
ひょっとして電池よりも安い!? 中国製激安サイクルコンピュータ
ロードバイク~乗る前に必ずマスターしておくべきこと
ネット通販で購入したロードバイクの防犯登録とTSマーク(自転車向け保険)

 私がロードバイクに興味を抱いたのは高千穂遙〈たかちほ・はるか〉の『自転車で痩せた人』(NHK出版生活人新書、2006年)を読んでからのこと。当時はサスペンション付きのマウンテンバイクに乗っていた。たぶん重さは15kg以上あったと思う。パンク修理をした際、自転車屋から「長距離を走るなら重さが10kg以下じゃなきゃダメだね。膝に負担が掛かるから」と教えられた。

 安い買い物ではないゆえ1年前からあれこれと調べてきた。私は全くの初心者なので参考情報をメモしておこう。

 まず自転車の種類であるが、ロードバイク(ドロップハンドル)、クロスロード(ストレートハンドル)、クロスバイクと三つある。ロードと付くものは走ることに特化しているためタイヤが細く付属品(ペダル、ライト、スタンド、荷台など)がない。タイヤサイズは700-650×23-28cである。前者が直径で後者が幅だ(フランス規格で単位はmm)。タイヤが細ければ細いほどパンクするリスクが高まる。特にロードバイクの場合、リム打ちといって縁石などの段差にぶつかった衝撃でホイールによってチューブを傷つけるケースが多い。つまり空気圧が低いとパンクする可能性が高くなる。

 次にフレームの素材はにクロモリ、アルミ、カーボン、チタンの4種類がある。私は最初からクロモリと決めていた。軽量化という点では不利だが頑丈で細いフレームが好みに合う。また長距離ではしなやかさを発揮するのも特長だ。アルミの場合、長く走ると振動で手が痛くなるようだ。カーボンは高級機種で軽いのだが横からの力に弱い。チタンは手の届くレベルではないため調べもせず。

 ロードバイクの価格は重量とコンポーネントで決まる。フレームとタイヤを除いた部分(ブレーキ、レバー、クランクセット、スプロケット、チェーン)をコンポと呼ぶ。釣り具で有名なシマノ社のほぼ独占状態と知って驚いた。下のランクからTourney(ターニー:7段)、Claris(クラリス:8段)、SORA(ソラ:9段)、Tiagra(ティアグラ:10段)、105(イチマルゴ:11段)、Ultegra(アルテグラ:11段)、DURA-ACE(デュラエース:11段)となる。ま、大雑把に言ってしまえばティアグラ以上は10万円超えと考えてよろしい。変則段数は後ろのスプロケット(ギヤが付いた歯車)で前のクランク(ペダル部分の歯車)が2段になると倍になる。下位モデルでは3段もある。シフターはSTIレバーが主流でブレーキレバーを操作する。


 セール品の旧モデルだとダブルレバーが多いので要注意。

 私が参照したページを挙げておこう。

クロモリは一生物?アルミの旬は短い、急に破断する
軽量アルミフレームはカーボンより寿命が短い
初心者自転車乗り必読!シマノの変速機ギアのランクとは?
転がり抵抗を比較 23Cと25Cのタイヤは違うのか?
初めてロードバイクを買うなら3万円の安いロードバイクの方がむしろ良い理由
Amazonで2万円の格安ロードバイクを買って1年使った感想。
鍵の選び方と用途別おすすめの鍵5点
ロードバイクのネット通販詐欺に要注意!
自転車関係の通販の詐欺サイトについて

 真っ先に考えるべきは盗難である。高価なロードバイクほど軽いので盗難リスクが高まる。しかもロードバイクは簡単にタイヤを外すことができる。フレームとタイヤ、更に地球ロックをするのが普通であるが、盗む意志を持った人間であればどうにでもできる。以下はロンドン警察による囮(おとり)捜査の模様である。


 つまり選択肢は二つだ。室内保管ができれば高価なバイクを、できないなら安物を選ぶ。厳粛ではあるがこれが実際的判断となる。通勤・通学であればクロスロードで十分だろう。少し前まではGIANT(世界最大の台湾メーカー)のESCAPE R3か、GIOS(イタリア本社だが台湾で生産)のMISTRALの二択とされてきたが、ここに来てシマノコンポ搭載の格安5万円モデルが陸続と登場している。私も当初はMISTRALを買うつもりだった。

 5万円以下であれば、「アートサイクルスタジオ」をお奨めする。送料も格安である。室内保管が可能であればネット通販だと関西のカンザキバイクが一番安い。105以上であれば個人輸入するという手もある。「海外通販なら自転車パーツが激安で買える!」の右カラムにリンクあり。送料は1万円ほど。

 5~10万円の予算であればMIYATAのフリーダムシリーズがよい。スーパービバホームが展開するサイクルスタジアムなどでかなり安く売っている。そしてMIYATAには盗難補償が付いているのだ(ブリヂストンが展開するANCHORにもある。申し込みが必要)。保険会社による盗難保険もあるのだが中途半端な値段のロードバイクだとコストが見合わない。

 で、やっと本題に入る。ロードバイクを走らせる前に必要な準備だ。まずポンプ(空気入れ)。ママチャリなどのバルブは英式(空気圧が測れない)だがロードバイクは殆どが仏式である(バルブの種類と空気入れの使い方)。次に遠出をする場合はパンクに備える必要がある。携帯用ポンプは作業が結構大変なようだ。手っ取り早い方法としては替えチューブとCO2ボンベを用意する。他にもタイヤ応急修理キットはあった方がいいだろう。加えて鍵とサドルカバーを買った。〆て1万2735円である。しばらくの間は夜間走行を控えるので前後のライトは入っていない。サドルバッグはゆくゆく見繕うつもりだが手持ちのデイパックで間に合わせる。室内保管のためサイドスタンドは付けず。ボトルゲージも後回し。

 ロードバイクは移動手段ではない。走ること自体が目的となっている。長時間の駐輪を想定するなら輪行バッグに収納するのが正しい(ロングライドへ行こう!~その2 輪行袋編~)。

 最初は安物を買って、脚力がついたら買い直そうと思っていたのだが、自分が今年55歳になることをすっかり失念していた。5年後は60歳だぜ。「お前は日本一周でもするつもりなのか?」――いやあ実はそうなんスよ(笑)。私の頬は既に心地よい風を感じている。自転車はまだ届いてないけど。




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