古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2011-09-13
幸せは非常に脆いもの
諸君もわかっていることと思うが、幸せというのは、非常に脆(もろ)いものだ。なぜなら、不幸がきちんとした基盤を持った確固たる具体的事実であるのに比べて、幸福は基本的には根拠も実態もない、「幸福感」という頼りのない気分であるに過ぎないからだ。
【『
「ふへ」の国から ことばの解体新書
』小田嶋隆(徳間書店、1994年)】
「ふへ」の国から ことばの解体新書
2011-09-12
ブラックホールの画像と動画
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我々は闇を見ることができない/『暗黒宇宙の謎 宇宙をあやつる暗黒の正体とは』谷口義明
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素粒子衝突実験で出現するビッグバン/『物質のすべては光 現代物理学が明かす、力と質量の起源』フランク・ウィルチェック
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1ビットの情報をブラックホールへ投げ込んだらどうなるか?/『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』レオナルド・サスキンド
ロバート・M・パーシグ
1冊挫折。
『
禅とオートバイ修理技術(上)
』ロバート・M・パーシグ:五十嵐美克〈いがらし・よしかつ〉(めるくまーる、1990年/ハヤカワ文庫、2008年)/オートバイでツーリングをしながら哲学するといった趣向だ。友人夫妻や自分の息子との会話を通して内面世界を掘り下げている。友人夫妻があまりにも無礼なのと、息子の先鋭的なわがままにうんざりして読むのをやめた。アメリカ人は有色人種とあらば手当たり次第に殺すのだが、家族に対しては異様に配慮する傾向がある。
M・C・エッシャー「描く手」
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騙される快感/『錯視芸術の巨匠たち 世界のだまし絵作家20人の傑作集』アル・セッケル
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美しき合掌
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手の表情
2011-09-11
一般相対性理論と宗教
アインシュタインが
一般相対性理論
を発表したのは1916年(大正5年)のこと。これによって時間と空間の絶対性は完全に崩壊した。物理世界の概念が変わった時点で全ての宗教は教義を変更すべきであった。アインシュタインはたった一人で世界を変えてしまったのだ。相対性理論は宗教的絶対性をも葬ったと私は考える。既に1世紀近くを経ているが、そんなことにも気づいていない教団が殆どだ。つまり宗教は過去の遺物と化したのだ。
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