2012-01-15

マーシャ・ガッセン

1冊読了。

 3冊目『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』マーシャ・ガッセン:青木薫訳(文藝春秋、2009年)/「今後の読書がつまらなくなるかもしれない」――そんな思いがよぎった。私の中で傑作評伝といえば中丸美繪〈なかまる・よしえ〉著『嬉遊曲、鳴りやまず 斎藤秀雄の生涯』であるが、スリリングの度合いにおいて本書が上回っている。ミレニアム懸賞問題の一つであるポアンカレ予想をロシアの天才数学者グレゴリー・ペレルマンが証明した。副題の100万ドルとはこの懸賞金のこと。ペレルマンはミレニアム賞もフィールズ賞も拒絶した。著者のマーシャ・ガッセンはペレルマンと同世代であり、彼と同じようにロシアの数学専門学校で学んだ女性だ。で、何がスリリングかというと、ガッセンは一度もペレルマンと会うことができなかったのだ。それゆえ資料とインタビューからペレルマンの人物像を手繰り寄せるしかなかった。要はポアンカレ予想を始めとする「犯行」に至る動機と状況証拠を捜査する役回りとなっている。読み物としては、ロバート・カニーゲル著『無限の天才 夭逝の数学者・ラマヌジャン』よりはるかに面白い。青木薫の翻訳も実に素晴らしい。

不思議な光を放つ双眸


Boundless [explored]


 何なのだろう。この不思議な光は。双眸(そうぼう)に見つめられ身動きができなくなる。じっと見入ると息苦しくなってくるほどだ。眉間には憂愁が刻まれている。が、口元は微笑んでいるようにも見える。首からぶら下げた十字架はエチオピア正教のものだ。杖の握り部分からは年季が窺える。男は何を見てきたのか。天国でないことは確かだろう。彼は言語に絶する苦しみや悲しみを見続けてきたのだろう。それでも運命と受け止め、神の残酷な仕打ちに耐えてきたのだろう。清らかな瞳には一点の後悔も見られない。ただ覚悟の焔(ほのお)が静かに燃え続けている。

2012-01-14

見ざる、聞かざる、聞かざる


Wise monkey

Amnesty International Concert/Bush

Amnesty International Concert/Bush

Amnesty International Concert/Bush


 三猿(さんざる、さんえん)は「見ざる、聞かざる、言わざる」という智慧を表したものだが、下の3人に知恵はない。一見すると耳を塞いでいるように見えるが、元々彼らに耳はないのだ。愚かな権力者は存在自体が戯画的である。そして彼らの滑稽(こっけい)さが国民に塗炭の苦しみを与える。笑うに笑えない話だ。

寒さ厳しい南三陸町

南三陸町連日氷点下の日が続いております。一昨日も志津川高校仮設では水道管が凍ってしまい断水状態が続き急遽飲料水を全戸配布しました。しかし、配ろうと思ったペットボトルも凍ってる始末、時間をかけ車の暖房で温めました。全国からお手伝いにお見えになる皆様くれぐれも暖かくしてお越し下さい。
Jan 14 via ついっぷる/twippleFavoriteRetweetReply

2012-01-13

米海兵隊、遺体侮辱映像の兵士二人を特定

 米海兵隊の戦闘服を着た男4人が遺体に放尿している映像がネットに出回った問題で、海兵隊の関係者は12日、映像に映っている4人のうちの2人が特定されたことを明らかにした。米国とアフガニスタンではこの映像をめぐり衝撃と怒りが広がっている。

 特定された2人の氏名は公表されていないが、第2海兵師団第3大隊(本部ノースカロライナ州キャンプレジューン)に所属する兵士であることを同隊の上層部が確認したという。同隊は昨年2~3月から9~10月にかけてアフガニスタンに駐留していた。

 この映像を見たパネッタ米国防長官は「あまりにも嘆かわしい行為だ」と強く非難。海兵隊およびアフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官に対し、直ちに徹底的な調査を行うよう命じたことを明らかにした。

 アフガニスタンのカルザイ大統領は「米兵によるこの行為は非人道的であり、強く非難されるべきだ」と述べ、調査と関係者の厳重な処罰を米政府に求めた。

 同国の反政府武装勢力タリバーンの広報も、問題の映像を「野蛮」だと非難、「いかなる宗教においてもこうした行為は許されない。この非人道的行為によって、彼らの真の姿が世界に暴かれた」と述べている。

CNN 2012-01-13

◎憎悪の連鎖。アメリカ軍兵士がタリバンの死体に放尿で侮辱