2012-03-09
「現状に打ち勝てない」 福島から避難後、夫自殺(神戸新聞)
あの原発事故さえなければ、幸せな日々が続いていたはずだった。東日本大震災の後、福島県二本松市から兵庫県内に妻と娘と避難してきた男性(38)が、昨年末、最愛の2人を残して自ら命を絶った。仕事を失い、兵庫で再起を期したが、将来への不安を拭えずうつ病を発症。残された遺書には「現状に打ち勝つ気力がもうない」と殴り書きされていた。
兵庫に移り住んで半年が過ぎた昨年11月。尾崎裕子さん(36)は長女の理彩さん(7)と帰宅して、夫の遺体を見つけた。取り乱す裕子さんに、理彩さんが泣きながらすがりついた。「早く病院に連れて行ってあげて」
二本松市に暮らし、国際機関の講師として働いていた男性。震災後、職場が避難所となったため職を失い、勤務先から提供されていた住居からの退去も迫られた。さらに、目に見えない放射能への不安も募った。
男性は向上心が強く、昨春には通信制大学院への入学を計画していた。だが希望は一気に暗転。兵庫で職を見つけて転居したが、狂った歯車は元に戻らない。「眠れない」とこぼし、表情に疲れがにじんだ。優しかった男性が娘を怒鳴りつけ、後で自己嫌悪に陥っていたこともあった。
男性が精神科医のカウンセリングを受け、薬の処方を受けていることが、秋になって初めて分かった。「真面目な人だから家族を守りたい、心配はかけられない、と思っていたんだと思う」
理彩さんは葬儀後、悲しみを表に出さなかったが、浴室で隠れて泣いていた。働き始めた裕子さんの帰宅時には、駅まで迎えに行く。「お母さんは私が守るから」。母と娘で遊びに行った場面の絵には、今も必ず「家族3人」の姿を描く。
震災から1年。次々と降りかかる災いを顧みる余裕もなく走った。ふと立ち止まり、夫の死が震災を原因とした「関連死」に当てはまるのでは、との思いが膨らむ。
「なぜ夫が隣にいないのか、と寂しさが噴き出す瞬間がある。あの原発事故さえなければ、元のまま暮らせていたんです」。それまでこらえていた涙がこぼれ落ちた。
【神戸新聞 2012-03-07】
2012-03-08
KONY 2012/ジョゼフ・コニー逮捕キャンペーン
・少女を性奴隷、少年を戦闘兵に、ソーシャルで告発する「KONY 2012」とは?
・ジョゼフ・コニー
・コニー 2012の正体~アフリカ侵略心理作戦
・The Kony 2012 論争
・ウガンダ反政府勢力の蛮行告発映画、「真実と違う」と地元民は猛反発
・KONY2012を支持する人々
・「欧米人が仕掛ける罠」武田邦彦、高山正之
画面右下から「YouTube」サイトへ移動→画面右下の赤いボタン「cc」をクリック→音声を文字に変換→字幕を翻訳→「日本語」を選択。正確な翻訳ではないが、あらましは理解できるだろう。(※日本語訳に差し替えた。3月14日)
村上重良、廣澤隆之
2冊挫折。
『世界の宗教 世界史・日本史の理解に』村上重良〈むらかみ・しげよし〉(岩波ジュニア新書、1980年)/古すぎる。「民族宗教」(5ページ)という語句に疑問あり。民俗宗教、あるいは部族宗教とすべきだろう。これは古い本だから仕方がないといえる。
『図解雑学 仏教』廣澤隆之〈ひろさわ・たかゆき〉(ナツメ社、2002年)/初心者向けのテキストは時折、不正確な記述が紛れ込んでいる。悪くはないが、かといってよくもない本だ。右ページにイラストを配しているため、横書きとなっている。横書きは本当に苦手だ。読む気が失せる。
『世界の宗教 世界史・日本史の理解に』村上重良〈むらかみ・しげよし〉(岩波ジュニア新書、1980年)/古すぎる。「民族宗教」(5ページ)という語句に疑問あり。民俗宗教、あるいは部族宗教とすべきだろう。これは古い本だから仕方がないといえる。
『図解雑学 仏教』廣澤隆之〈ひろさわ・たかゆき〉(ナツメ社、2002年)/初心者向けのテキストは時折、不正確な記述が紛れ込んでいる。悪くはないが、かといってよくもない本だ。右ページにイラストを配しているため、横書きとなっている。横書きは本当に苦手だ。読む気が失せる。
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