2012-11-01
仏アルプス銃撃事件、被害者とフセイン元大統領の関連口座につながり
仏アルプスのリゾート地でイラク系英国人の一家ら4人が射殺された謎めいた事件で、独紙ビルト(Bild)オンライン版は10月29日、殺害されたサード・ヒリ(Saad al-Hilli)さん(50)がサダム・フセイン(Saddam Hussein)元イラク大統領と関連のある銀行口座にアクセス可能な人物だったと報じた。
この事件は9月初め、仏南部オートサボア(Haute-Savoie)県シュバリーヌ(Chevaline)でヒリさんと妻、義理の母親が車内で、また巻き込まれたとみられるフランス人男性が車の近くで射殺体で見つかったもの。車に同乗していた幼い娘2人は生き残った。
ビルト紙が独外国情報機関「ドイツ連邦情報局(BND)」筋の情報として伝えたところによると、ヒリさんの父親はフセイン元大統領統治時代の支配政党バース党(Baath Party)の銀行口座を管理する立場にあり、前年に父親が死去した後はヒリさんが口座へのアクセス権を得ていたという。
この情報筋によればBNDは、イラク・欧米間の口座取引を数十年にわたって監視していたという。BNDはこの件についてAFPの取材に応じなかった。
仏検察当局は今月、ヒリさんの父親が開設しヒリさんが管理していたスイスの銀行口座について、長期間にわたって資金移動がなかったと発表していた。
【AFP 2012-11-01】
2012-10-31
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