世界各国の汚職を監視する国際団体トランスペアレンシー・インターナショナルは2日、主要経済国28カ国の企業の贈賄実態について調べた2011年版の贈賄度ランキングを発表した。
この調査は、対象となった28カ国と取引経験のある30カ国の企業幹部3016人へのアンケートをもとに、各国の企業がどの程度贈賄を行っているかを調べ、10点満点で点数を付けた。
その結果、最も清潔度が高いとされたのはオランダとスイスで、ともに8.8点を獲得。次いでベルギーが8.7点、日本は8.6点でドイツと並んで4位だった。
一方、最下位はロシアの6.1点、次いで中国の6.5点だった。次いでメキシコ、インドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)、アルゼンチンが下位5カ国にランクされている。
産業別にみると、贈賄が最も多いのは公共事業と建設業で、清潔度が高いのは農業と軽工業だった。
報告書では「企業が完全に清潔でまったく贈賄を行っていないとみなされた国は、28カ国中ゼロだった」と指摘している。
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CNN 2011-11-04】
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