古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2012-01-02
梅よりも蝋梅を好む
梅よりも蝋梅(ロウバイ)が好きだ。目の高さにあるから、鼻を直接寄せることができる。そして色の乏しい冬を黄色で明るく照らしてくれる。蝋梅を知ったのは
大地沢
の駐車場でのこと。我が家からは歩いて行ける距離だ。不意に甘い香りが鼻を突いた。吃驚仰天したところ、妻が蝋梅であると教えてくれた。車椅子に座った義母にも香りを嗅ぐよう促した。存在とは容姿よりも、人間としての香りである。蝋梅がそう語っていた。
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