5冊挫折、1冊読了。風邪のため調子悪し。
『夜の果てへの旅(上)』セリーヌ:生田耕作〈いくた・こうさく〉訳(中公文庫、1978年)/「僕」という訳語に違和感あり。
『カリスマ(上)』新堂冬樹〈しんどう・ふゆき〉(徳間文庫、2004年/幻冬舎文庫、2009年)/「して」の連続にうんざり。
『過去世リーディング』高江洲薫〈たかえす・かおる〉(VOICE、2007年)/批判をする目的で読んだのだが、それほどの価値もないことに気づいた。
『電子洗脳 あなたの脳も攻撃されている』ニック・ベギーチ博士:内田智穂子〈うちだ・ちほこ〉訳/「電磁振動」「物質の振動周波数」「特有の振動率」「周波数コード」の根拠が示されていない。著者名に敬称を付す本はハズレが多い。
『一億総洗脳化の真実 国家の恥』上杉隆(ビジネス社、2011年)/ダイヤモンド・オンラインの記事を集成したもの。散慢な印象を拭えない。ジャーナリストとして最後の仕事であれば、もっと本腰を入れて増補・書き下ろしにすべきであろう。余白が極端に少ないのも気になる。原発事故の経緯を復習するためには必読テキストといってよい。
6冊目『古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない「体の使い方」』甲野善紀〈こうの・よしのり〉指導、荻野アンナ文(祥伝社、2006年)/荻野アンナのノリは好き嫌いが分かれるところだろうが、実用性において勝利を収めている。「満員電車のすり抜け術」なんかは、知ると知らないとでは大違いだろう。とはいうものの1200円は高い。文庫で半額にすべきだ。
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