2冊挫折、1冊読了。
『[プロ編集者による]文章上達〈秘伝〉スクール(壱) 秘伝』村松恒平(メタブレーン、2002年/増補改訂新装版、2005年)/メールマガジンを編んだ作品。実は私も一度文章を見てもらったことがある。目から鱗が落ちる卓見が随所に光る。それでも読むに堪(た)えなかった。まず質問の内容が薄気味悪い。「一発ビンタを張ってやった方がいいのでは?」と思ってしまう。当然ではあるが質問者は村松に教えを乞うわけだから、へりくだった態度となる。メールマガジンという閉鎖性の内側で醸し出される「サロン的な雰囲気」についてゆけなかったというのが本音だ。ただし、半分しか読まなかったとしても十分勉強になる。
『[プロ編集者による]文章上達〈秘伝〉スクール(弐) 文章王』村松恒平(メタブレーン、2003年)/というわけで、こちらも挫折した。ウェブ上の文章のせいもあるのだろうが、一行置きに改行するのも疑問に感じた。改行が多いと文章が安っぽくなるというのが私の持論だ。
21冊目『悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術』ブレット・N・スティーンバーガー:塩野未佳〈しおの・みか〉訳(パンローリング、2010年)/良書。744ページで4000円。これは勉強になった。ただ、8~10章はあまりピンとこなかったので飛ばし読み。「経営多角化」の例えはよくない。トレードスタイルを確立した人には有益な一冊。
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