ふと目をやると同じ場所に再び雪だるまが登場した。この雪だるまは前の雪だるまとは別人なのか? それとも生まれ変わりなのか? 姿形はそっくりだ。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 2月 18
前の雪だるまは死んだ(溶けた)。ある人は「神の裁きだ」と言い、別の人は「宿命だ」と言い、私はといえばその早逝を悲しんだ。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 2月 18
そして何ということだろう。新しい雪だるまも死んでしまった。運命なのか、それとも宿命なのか。「先祖の祟りだ」と言う人が出てきて、「家相が悪い」と言う人も出てきた。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 2月 18
そこへ科学者が現れた。「日光に当たって雪が溶けただけのことですよ。でもH2Oであることに変わりはありません」。雪だるまが雪で作られているように、我々は五蘊によって形成されている。「ある」という存在感自体が錯覚なのかもしれない。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 2月 18
雪だるまよ、安らかに眠れ。今年はもう出てくるなよ。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 2月 18
・「私」とは属性なのか?~空の思想と唯名論/『空の思想史 原始仏教から日本近代へ』立川武蔵
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