2016-02-15

佐藤優、藤田紘一郎


 2冊挫折。

血液型の科学』藤田紘一郎〈ふじた・こういちろう〉(祥伝社新書、2010年)/文章が悪く牽強付会の印象が強い。3/4ほど読み進めたが、それ以上は耐えられず。血液型を決める血液型物質は体中の組織に含まれていて、免疫力の差が生じるとの主張。反証可能性を示すことなく、都合のよい事実を結びつけているようにしか感じられなかった。藤田は2ヶ月に1冊くらいのペースで本を出しているが粗製濫造の誹りを免れない。因みに免疫力の強さはO、B、A、ABの順番とされている。

日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』佐藤優(小学館、2006年/小学館文庫、2011年)/佐藤優の本を途中で投げ出すのは初めてのこと。情に乏しい。「日本人としての怒り」が全く伝わってこない。小林よしのりの方が人間として信用できる。

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