2020-11-02

黄金バットと油切りバット




「男子厨房に入るべからず」は孟子の「君子は庖廚(ほうちゅう)を遠ざく」に由来する。元は「屠畜(とちく)を憐(あわ)れむ」意味であったが、いつしか「男子たるもの些事に手を染めるべきではない」と変質してしまった。今時は居間と台所がつながっており、厨房が存在するのは田舎の古い家くらいだろう。私が厨房なる言葉を知ったのはファミリーレストランでアルバイトをした高校生の時である。厨房は居間(リビングルーム)と溶け合って台所(キッチン)に変貌した。

 20年ほど肉食を控えてきたのだが、近頃自分で唐揚げを作るようになった。一応、我が手で絞めたつもりになって調理する際は「南無妙法蓮華経」を三遍唱えている。もちろん絶対に食べ残すことはない。ま、実際は活きたシジミやアサリですら鍋で煮ることができないので、「なんちゃって供養」と言われればそれまでだ。

 キッチンペーパーで油に対処していたのだが無性に油きりバットが欲しくなった。いざ使ってみるとこれは確かにいい。なぜかカラリと乾く。キッチンペーパーのようなべとつきがない。何となく料理の腕が上がった気分になる。

 私は調味料に漬け込んでから冷凍していたのだが、揚げたものを冷凍させる方がいいらしい。

【唐揚げの冷凍】揚げてから冷凍が正解!ジューシーさを保つテク | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ

 私が買ったのは左上の品である。一応買った際の候補を挙げておく。1000円前後なので「あわせ買い」予備軍に入れておけばいいと思う。関連商品も紹介する。

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