2011-11-01

米原万里


 1冊読了。

 66冊目『旅行者の朝食』米原万里〈よねはら・まり〉(文藝春秋、2002年/文春文庫、2004年)/色々とドタバタしていて、たまたま手元にあった本書を開いた。まあ、面白いなんてもんじゃない。『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を軽々と凌駕している。食にまつわるエッセイなんだが、古波蔵保好三好春樹をも超えていると断言してしまおう。時折、散見される宗教への手厳しい眼差しは、共産党幹部であった父親の影響だと思われる。傑作エッセイ。

ワーグナーとナチス

ナチスがリヒャルト・ワーグナーを支持したのは、ワーグナーが匿名で書いたユダヤ系音楽家の批判だとされている。それと同時に、ゲッペルスがメディアを使った宣伝工作と、印象操作技術を駆使したプロパガンダを展開する中で、ワーグナーの楽曲が非常に効果的だったとも思える。
Nov 20 10 via webFavoriteRetweetReply


アメリカ経済界はファシズムを支持した/『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか』菅原出

2011-10-31

【閲覧注意】イスラエルの蛮行


 切り刻まれ、そして肉片とされるパレスチナの人々。安全な位置で平和を叫ぶことは容易だ。彼らの死を凝視せよ。無念の叫びと慟哭(どうこく)に耳を澄ませよ。

Palestinian organ trading in Israel

p001Israeli organ harvesting..p002gaza01

2011-10-30

犯罪国家アメリカ


 国際的な人道保護団体であるアムネスティ・インターナショナルはこんな報告書を発表している。「世界中で、毎日毎日、政府や武装政治集団の手により、男性や女性や子どもが、家を追われ、拷問を受け、殺害され、失踪している。多くの場合、アメリカはその責任の一端を担っている」。この報告が発表されたのが1996年。アフガニスタン空爆、イラク戦争を経た現在、その傾向がさらに強くなっているという印象を持つ人は少なくないだろう。

【『世界反米ジョーク集』早坂隆(中公新書ラクレ、2005年)】

世界反米ジョーク集 (中公新書ラクレ)

2011-10-29

リビア NATO爆撃の犠牲になった子供たち


「胸が痛む」などという安易な言葉で自分を誤魔化すことは決して許されない。私は、この残酷な世界を形成している一つの要素なのだから。