1冊読了。
8冊目『拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる』関岡英之(文春新書、2004年)/アメリカが日本に突きつける「年次改革要望書」を広く知らしめた一書。今読んでも内容は古くなっていない。アメリカが国益を実現するための仕掛けにメスを入れる。関岡は公開された情報で、ここまで切り込んでいる。日本はほぼ完全な属国であり、アメリカ国内の州以下の存在に貶(おとし)められている。結局、戦争に負けるとはこういうことなのだろう。終盤の「万人が訴訟する社会へ」は、TPPを予見する内容だ。日本を取り巻く政治力学を知るには格好のテキストだ。
2012-02-08
2012-02-07
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