2012-09-21

バートランド・ラッセル


 1冊読了。

 55冊目『宗教は必要か』バートランド・ラッセル:大竹勝訳(荒地出版社、1959年)/40ページしか読んでいないのだがカウントしておく。恥ずかしながらバートランド・ラッセルを初めて読んだ。ま、本当は恥じる気持ちなんかこれっぽっちもない。誰が何を読もうと勝手だ(笑)。訳文に慣れるまで少々時間を要するが、読みやすいエッセイ集といえよう。タイトルの宗教とはキリスト教のこと。私がラッセルに注目するのは哲学者でありながら、論理学者・数学者でもあったという一点に尽きる。相対性理論以降の世界では数学的な発想が不可欠である。なぜなら真の合理性は必ず数式化に至るためだ。「キリスト教を知るための書籍」「宗教とは何か?」「必読書」に追加。

2012-09-19

キリストの発言記したパピルス片発見、「私の妻は」の記載


 米ハーバード大学の研究者が18日、イタリア・ローマで開かれた学会で、キリストの妻についての発言を記載した古いパピルス片が見つかったと発表した。

 発表を行ったのはハーバード大学神学校のカレン・キング教授。パピルスの紙片は縦3.8センチ横7.6センチほどの大きさで、エジプトのキリスト教徒が使うコプト語の文字が書かれている。この中に、「キリストは彼らに向かい、『私の妻が…』と発言した」と記された一節があった。

 紙片は個人の収集家が所蔵していたもので、2011年にハーバード大学に持ち込まれ、キング教授が調べていた。ニューヨーク大学の専門家に鑑定を依頼した結果、本物のパピルスであることが確認されたという。

 キング教授によると、内容はキリストと弟子との対話を記録したものとみられ、2世紀半ばごろに書かれたとみられる。表裏の両面に文字が書かれており、書物の1ページだった可能性もあるという。

 ただしこの紙片は、キリストが結婚していたとする説を裏付ける証拠にはならないとキング氏は指摘する。一方、キリストが未婚だったことを裏付ける証拠もないといい、キング氏は記者会見で「キリストが結婚していたかどうかは分からないという立場は、以前と変わっていない」と強調した。

 聖書には、キリストの結婚について触れたくだりは存在しない。しかし結婚していたとする説は以前からあり、聖書に登場する「マグダラのマリア」が妻だったとする説は、ヒット小説「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン著)でも利用された。

CNN 2012-09-19

papyrus

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫) ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)