2012-10-13
スリランカ仏教と神智学協会
このように,スリランカ仏教と神智協会(※神智学協会)との関わりは,イギリス植民地支配のもとで,キリスト教への反発から仏教王権が回顧されていた時期に生まれた。仏基論争に触発されたオールコット(※ヘンリー・スティール・オルコット)とブラヴァツキーの2人は,1880年5月に,1人のイギリス人,5人のインド人とともにスリランカを訪れた。オールコットは,すでに1879年より教義論争の主役であったグナーナンダ師やスマンガラ師と親交を結んでいた。そのため,スリランカの側からも,その来島が待望されており,いわば,西洋の仏教理解者のチャンピオンとして歓迎されたのである。
【「儀礼の受難 楞伽島綺談」杉本良男、P48(PDF)/一部に注(※)を施した】
・「比較による真理の追求 マックス・ミュラーとマダム・ブラヴァツキー」杉本良男(PDF)
下記リンクの論文では、スワミ・ヴィヴェーカーナンダが神智学協会を批判した事実にも触れている。
「ノーベル賞つまらない」=候補のロシア女性活動家が批判
時事◆「ノーベル賞つまらない」=候補のロシア女性活動家が批判 goo.gl/4R7nx 「イランの政治犯に授与されるなら、まだ理解できる」「(09年に)オバマ米大統領、そして(今年は)EUが選ばれた」「次は(中ロなどでつくる)上海協力機構(SCO)か」※至言。
— deepthroatさん (@gloomynews) 10月 12, 2012
2012-10-12
2012-10-11
アルボムッレ・スマナサーラ
2冊読了。
58、59冊目と書きたいところだが、『寺田寅彦随筆集 全五冊』を挫折してしまったので、53、54冊目『怒らないこと 役立つ初期仏教法話 1』アルボムッレ・スマナサーラ(サンガ新書、2006年)、『怒らないこと 2 役立つ初期仏教法話 11』アルボムッレ・スマナサーラ(サンガ新書、2010年)/良書。私は大乗仏教よりも初期仏教を重んじているので、いずれの内容もストンと腑に落ちた。科学的知識に若干違和感を覚えるものの、ま、大した問題ではない。仏教では地獄界の業因を「瞋(いか)り」と説いているが、その理由を初めて理解できた。深遠な哲理をわかりやすい言葉で教えている。無知な者が読めば、ついついわかったような気になってしまうことだろう。よくよく熟読玩味すべきである。「2」を必ず読むこと。
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