I
確認されない死のなかで――強制収容所における一人の死
ある〈共生〉の経験から
ペシミストの勇気について
オギーダ
沈黙と失語
強制された日常から
終りの未知――強制収容所の日常
望郷と海
弱者の正義――強制収容所内の密告
II
沈黙するための言葉
不思議な場面で立ちどまること
『邂逅』について
棒をのんだ話 Vot tak! (そんなことだと思った)
肉親へあてた手紙――一九五九年一〇月
III
一九五六年から一九五八年までのノートから
一九五九年から一九六二年までのノートから
一九六三年以後のノートから
付・自編年譜
初稿掲載紙誌一覧
解説 問題はつねに、一人の単独者の姿にかかっている――今、石原吉郎を読むということ(岡真理)
詩の定義
I
詩集〈サンチョ・パンサの帰郷〉より
位置
事実
馬と暴動
葬式列車
その朝サマルカンドでは
サンチョ・パンサの帰郷
耳鳴りのうた
夜がやって来る
酒がのみたい夜
自転車にのるクラリモンド
さびしいと いま
伝説
夜の招待
詩集〈いちまいの上衣のうた〉より
霧のなかの犬
いちまいの上衣のうた
シベリヤのけもの
待つ
泣いてわたる橋
霞
詩集〈斧の思想〉より
Frau Komm!
像を移す
泣きたいやつ
居直りりんご
便り
ドア
方向
詩集〈水準原点〉より
いちごつぶしのうた
詩が
詩集〈禮節〉より
神話
構造
世界がほろびる日に
詩集〈北條〉より
痛み
世界より巨きなもの
詩集〈足利〉より
足利
詩集〈満月をしも〉より
膝・2
疲労について
死
II
ある〈共生〉の経験から
ペシミストの勇気について
望郷と海
失語と沈黙のあいだ
棒をのんだ話
III
一九五六年から一九五八年までのノートから
一九五九年から一九六二年までのノートから
一九六三年以後のノートから
解説 佐々木 幹郎
年譜 小柳 玲子
著書目録 小柳 玲子
・『望郷と海』石原吉郎
・『石原吉郎詩文集』~「ペシミストの勇気について」